コロナ収束見えず、ノーラン監督最新作『テネット』全米公開が三度延期

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『TENET テネット』公式サイトより
『TENET テネット』公式サイトより

8月にアメリカで公開予定のメジャー大作がまた1本延期された。7月20日、ワーナー・ブラザースが、クリストファー・ノーラン監督の新作『TENET テネット』のアメリカでの公開日を8月12日から延期すると発表した(新たな公開日は未定)。

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『テネット』が公開延期となるのは、これが3度目だ。アメリカでは新型コロナウィルスの感染が再び拡大しており、一部の州で経済活動の再開を停止している。この状況を踏まえ、ワーナーでは公開の再延期を決断したとみられる。日本では9月18日公開予定だが、延期される可能性が高い。

『テネット』の延期により、8月21日公開『ムーラン』がコロナ禍での最初のメジャー大作となる。翌週、28日には『ビルとテッドの大冒険』のキアヌ・リーブスとアレックス・ウィンターのコンビが29年ぶりに復活するシリーズ3作目『Bill & Ted Face the Music』や、『X-MEN』シリーズのスピンオフ『The New Mutants』が公開される。

またワーナーでは9月11日公開『死霊館3』を21年6月4日に延期すると発表。スクリーン・ジェムズは人気ゲームの映画化『モンスターハンター』を9月4日公開から21年4月23日に延期すると発表。9月公開作も延期が増えている。(文:相良智弘/フリーライター)

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