K-POPの枠内に収まらない7人組の男性グローバルアーティストBTSの世界的な活躍は、もはや社会現象となっている。彼らの音楽ドキュメンタリー映画『BREAK THE SILENCE: THE MOVIE』が前売を開始、9月10日により全世界ロードショーとなる。
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BTS(当初は防弾少年団)は、JYPエンターテインメントから独立したパン・シヒョクが立ち上げたBigHitエンターテインメントから2013年にシングル「2COOL 4 SKOOL」でデビュー。翌年には「NO MORE DREAM」で日本デビューも果たし、2016年にはアルバムがオリコンランキング1位を獲得したほか、2017年以降BTSの名が定着するにつれて韓国語の曲にもかかわらず全米ビルボードの常連になるまでに成長。直近のアルバムも「LOVE YOURSELF 轉 ‘Tear’」「LOVE YOURSELF 結 ‘Answer’」と連続して全米1位となっている。
BTSの凄さは、彼らが考えた歌詞やラップからみてとれる考え方や価値観に、人種・性別・年齢を超えて世界的な共感が得られているところにある。2018年の国連総会でリーダーのRMが「自分自身のことを話そう」と呼びかけたスピーチ。そして西海岸文化を謙虚に学ぶ姿勢と理解度の高さは、2014年放送のMnetの企画番組「防弾少年団のアメリカンハッスルライフ」でCoolioなど大物アーティストに鍛えられた経験などもあったのだろうが、R&Bへのリスペクトとユーモアに溢れた彼らの姿勢自体が全米でもウケている理由なのだろう。
このたび9月10日に全世界公開が決定した『BREAK THE SILENCE: THE MOVIE』は、2018年8月から2019年10月にかけて敢行されたワールドスタジアムツアー「LOVE YOURSELF: SPEAK YOURSELF」に密着した音楽ドキュメンタリー。遠征の合間にステージ上でアーティストとして振る舞う姿とバックステージで垣間見られる素の人間としての姿は、まさに国連スピーチで素直に語られた「自分とは何であるか」を自問自答し続ける等身大の若者の苦悩を表現するものとなろう。(文:fy7d)
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