ジョージ・ルーカス規格THX準拠のアメリカンシネマサウンドを家庭にも。Klipschのホームシネマ用スピーカーが9月上陸
#THX#カスタムインストール#ジョージ・ルーカス#ホームシアター#ライフスタイル#映画
このお盆休み、帰省や外出も儘ならず家でのんびり映画を見て過ごす方も多い様子。もし新築やリフォームのタイミングなら、劇場さながらのホームシアターを検討してみては?
国産オーディオメーカーのオンキヨー&パイオニアは、オーディオビジュアル機器をいち家電としてではなく住宅設備の一部として捉え施工する(カスタムイントールと呼ぶ)需要に応え、Klipsch(クリプシュ)ブランドの埋込型スピーカーを9月から取り揃えると発表した。
同社は7月に「オンキヨー 一級建築士事務所」を設立し事業部展開することを発表したばかり。もともとインストール専門のIntegra(インテグラ)ブランドのAVアンプを擁しており、業界に精通したメンバーが陣頭指揮を執ってアメリカンシネマサウンドを体現するKlipschのスピーカーを活用することで、ホームシアターの普及を図る狙いがあると考えられる。
ラインナップは、THX仕様の壁埋め込みタイプと、Ci(カスタムインストール)シリーズと呼ぶ天井埋め込みタイプ。THXとはご存じジョージ・ルーカスが創設した規格で、制作者の意図が正しく再現される機器であるかどうかの判定基準をクリアしたものだけが認定を受けられる。いわばホームシアターでも映画館と遜色ない環境で視聴したいと願う映画ファンにとって魅力的なバッジのひとつといえる。
これらのスピーカーを実際に組み合わせる場合は、たとえばフロント3chにTHXシネマシリーズの壁埋め込みタイプTHX-8000-Lを充て、サラウンドchは壁埋め込みタイプTHX-5002_Sで組み、天井埋め込みタイプにはCiシリーズのDC-160Cあたりを組み合わせて高さ方向の音場を構成することになろうか。これによって、映画館と同様、映像とシンクロして音が移動するサウンドスクリーン越しのフロント3ch再生を軸に、存在感を消した埋め込みスピーカーによるドルビーアトモスなどの立体音場再生が可能になる。それも、箱形のスピーカーを置くことなく、インテリアを害することなしに。
今後、デジタル化とネットワーク化が進み、機器は隠し操作はリモートでという流れが進む。気密性の高い住宅構造の普及と自由設計により、ホームシアターはマニアだけのものではなく、一般家庭でもそれぞれの住宅事情を踏まえインテリア性を損ねずにこれからも伸びていくだろう。
同社は、これらの製品を組み合わせた体験ルーム“Room301”を9月にリニューアルオープン予定だという。オーディオ専業メーカーが率先してこうした取り組みを見せてくれることで、オーディオビジュアルのこれからの柱としてさらなるCiの普及が期待される。(文:fy7d)
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