NHKの大河ドラマ『麒麟がくる』が、8月30日夜に放送された。およそ3ヵ月ぶりの放送再開を受け、ツイッターでトレンド1位に躍り出る反響を見せた。
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本作は、本能寺の変で織田信長(染谷将太)に謀反を起こした明智光秀(長谷川博己)をフィーチャーした時代劇。王が仁のある政治を行う時に必ず現れるという聖なる獣「麒麟」を追い求める光秀の生涯を描く。
30日に放送された第22回「京よりの使者」の舞台は、第21回(6月7日放送)で展開された桶狭間の戦いから4年後。信長が今川義元(片岡愛之助)を討ち果たし、京では三好長慶(山路和弘)が権力を掌握。将軍・足利義輝(向井理)は完全な傀儡(かいらい)に成り下がっていた。すっかりやる気を失い、別人のようになった義輝の話し相手として、細川藤孝(眞島秀和)らの画策で京に呼ばれた光秀は、将軍の力を取り戻すため、いま勢いに乗る信長を上洛(じょうらく)させてみせると約束する…というストーリーが繰り広げられた。
新型コロナウイルスの影響で、放送を一時休止していた本作。放送が始まるや否や、ツイッターでは「#麒麟がくる」のワードがトレンド1位に急浮上。「放送再開おめでとうございます」「オープニングで胸がいっぱい」「本当に嬉しい」「再開の回に相応しい内容だった」と賛辞の声が相次いだ。
今年1月から始まった『麒麟がくる』は当初、東京オリンピック・パラリンピックの開催期間(5週分)は放送を取りやめ、例年より少ない全44回での放送を計画。コロナの感染拡大防止に伴って撮影中止を余儀なくされたが、6月9日に撮影再開時に長谷川が「全44回を何とか放送していきたい」とコメントしている。
第23回「義輝、夏の終わりに」は、9月6日夜にNHK総合で放送される。
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