東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドが9月7日、同リゾート内の買い物袋を10月1日より有料化すると発表した。ネット上では「ちょっと悲しい」「無料でつけてほしい」と物議をかもしている。
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同社はこれまで、東京ディズニーランドおよび東京ディズニーシーの商品店舗で買い物袋を無料提供していた。有料化される買い物袋はヨコ290ミリ・タテ460ミリ、ヨコ530ミリ・タテ570ミリ・マチ90ミリの2種類。価格はいずれも税込み20円。従来品同様、バイオマス素材を40%配合した環境に優しい素材を用いているという。
買い物袋の有料化は、7月1日から政府などが始めた取り組み。プラスチック製の買い物袋を扱う小売業を営む全事業者が対象になる。しかし経済産業省の公式サイトでは「バイオマス素材の配合率が25%以上のもの」は「植物由来がCO2総量を変えない素材であり、地球温暖化対策に寄与する」として、有料化の対象外。バイオマス素材を40%以上配合する東京ディズニーランドの買い物袋も有料化の対象外になるはずだが…。
オリエンタルランドは「『OLCグループ環境方針』のもと、使い捨てプラスチック容器包材の削減を進めております。これからも、かけがえのない地球環境を次世代につなぎ、ハピネスを提供し続けるために、環境活動に取り組んでまいります。ゲストの皆さまには、引き続きご理解とご協力をお願いいたします」とコメントしている。
ツイッター上では、ディズニーファンの「ちょっと悲しい」「袋有料化は日本の政策。なぜ夢の国にまで波及する?」「夢の国を謳うディズニーには、袋は無料でつけてほしい」という声が出ている。他にも「ディズニーで買える最も安いお土産」「同じバイオマス素材を使ってレジ袋の無料化を続ける吉野家と、20円という夢のない値段で買い物袋を有料化にするディズニー」という皮肉も飛んでいる。
今まで無料が当たり前だったディズニーデザインの買い物袋。ハピネスにはお金がかかる、ということなのだろうか…。
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