K-POP界のレジェンドが奇跡のコラボ！わずか6日で1位獲得の裏側

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ラジカセのような楽しいパッケージで、マグネットキャッチの蓋を開けると、CDとともにカセットテープが！このレトロ感満載のアルバムがこの夏大ヒット中。かつてのK-POP界のレジェンドが集結して話題をさらった“大型新人”ユニットSSAK3のアルバム「SSAK3」だ。

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このSSAK3は、韓国のバラエティ番組『遊ぶなら何する？』からの派生ユニット。大人気コメディアンでMCのユ・ジェソクによるU・ドラゴンがリーダーで、イ・ヒョリ扮するアメリカ出身（という設定）のリンダ・G、末っ子のB・リョンという設定のRain（ピ）とともに3人で構成される。“新人グループ”といいながら、イ・ヒョリとRain（ピ）はいまのK-POP界を創りあげたレジェンドだ。

アルバムに先立ってオンラインで発表されたシングル「Beach Again」はアジアのみならず北米に至る全世界でダウンロードされ、発売6日にしてM COUNTDOWNで1位を獲得。初めての1位をSIXTEEN出身のソミが取り損ねた（ちなみに翌週彼女は無事に1位を獲得）。英語バージョンのミュージックビデオ再生回数は1000万回に迫り、パフォーマンスの“背泳ぎダンス”はコピーが動画共有サイトに溢れる結果になっった。

かつて恋人同士だったふたりが思い出のビーチで再会し、忘れかけていたあの夏のことを鮮明に思い出すというもの。一緒にいるだけでお互いが輝いていた日々……。舞台は80〜90年代だろうか、そんな内容に合わせてラジカセ風のCDジャケット＆カセットテープ同梱となっている。

作曲は、イ・ヒョリの夫で歌手のイ・サンスン。バラエティ番組『ヒョリの民宿』では済州島での仲睦まじい生活を披露していたが、今回1位を獲得したときもイ・ヒョリは「サンスンありがとう〜！もうすぐ帰るからね〜」とカメラに手を振っていた。

K-POP界のスターならではの夢のコラボ

イ・ヒョリは、1998年にガールズグループFin.K.Lでデビュー後、2003年からはソロ活動を開始。セクシーな歌とダンスの傍ら、ざっくばらんな性格とのギャップが人気の秘訣で「韓国のブリトニー・スピアーズ」の異名も。後輩たちに繰り返しカバーされる「U-Go-Girl」「10 Minutes」などヒット曲を連発、5枚のアルバムを発売したが、近年はバラエティ番組のみで歌とパフォーマンスでの出演はご無沙汰だった。日本で言えば安室奈美恵クラスのポジションといったところだろうか。

Rain（ピ）は、いまや日本でもNiziUでよく知られるJYPによって見いだされ大ブレイク。俳優としてもコン・ヒョジンと競演したドラマ『サンドゥ、学校へ行こう！』の熱演後数々のドラマに出演、ハリウッドにも渡りスターとして活躍した。女優のキム・テヒと結婚している。ジェームス・イングラムに憧れて歌手になっただけあって、本作ではささやくようなややハスキーな声で発する深い低音から突き抜ける高音が映える。

そんな彼らが何故突然K-POP界に？ Rain（ピ）は、「このグループを結成した理由は、このたいへんな状況の中、みなさんを愉しませたかったからです」と語っている。確かに、M COUNTDOWNで1位になったとき、エンディングでは出演者全員がSSAK3とともに“背泳ぎダンス”を楽しんでいた。

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ちなみにアルバム「SSAK3」には、「Beach Again」のアコースティックバージョンのほか、ドラマ『愛の不時着』で「Flower」を歌ったユンミレとイ・ヒョリのコラボ曲「Linda」や、Rain（ピ）とMAMAMOOのコラボ曲「Let’s Dance」が収録されている。K-POPファンならコチラも要チェック。（文：fy7d）