堺雅人主演を飾るドラマ『半沢直樹』続編(TBS系)の第9話が、9月20日夜に放送された。作中では半沢直樹(堺雅人)の千倍返しが炸裂。土下座をめぐる大和田取締役(香川照之)とのやり取りも注目され、話題尽くしの回となった。
『半沢直樹』半沢&大和田敗北 柄本明の恫喝演技に「怖すぎる」「ラスボス」の声殺到
本作は、池井戸潤の同名小説シリーズの「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」を原作とする金融ドラマ。後編の現在、瀕死の帝国航空を救うべく、東京中央銀行の半沢らが奮闘。最終回目前の第9話では、伊勢志摩ステートにまつわる箕部幹事長(柄本明)の不正を暴こうと奔走する様が描かれた。
本回終盤には箕部と大和田、中野渡頭取(北大路欣也)の3人が結託し、不正にフタをしようとする場面に半沢が遭遇。半沢は、中野渡に帝国航空の担当から外れるよう命令され、箕部には土下座を要求される。しかし激高した半沢は土下座を拒否。「この国の正義を信じる全ての国民のために、あなたの悪事はきっちり暴かせていただく」と箕部に言い返し、「やられたらやり返す…。倍、いや…3人まとめて千倍返しだ!」と言い放つ。
堺の汗と涙にまみれた熱演は視聴者の心を打ち、SNSで「おもしろすぎる」「半沢のセリフ泣けた」「神回」という意見があふれた。
同シーンではまた、頑として動こうとしない半沢を見かねて、大和田は無理やり半沢の膝を折るなどして手取り足取り土下座指導。さらに「土下座しろ、土下座! 土下座! 土下座…!」と言いながら半沢の背中に乗り、床から足を離しておんぶされる格好になって話題を呼んだ。
放送後、香川はツイッター上で「長いラストシーンは無論、終日何度もくり返して撮影されました。土下座の場面も全部で7〜8回はやったでしょうか…。元々は『全力で半沢を押さえつける』という台本のト書きでしたが、結局は大和田が半沢に覆いかぶさる『親亀・子亀』状態に。堺さんも私も翌日、もちろん筋肉痛でしたww」と振り返っている。
9話ではまた、前回箕部の策略で金融庁から追い出された黒崎検査官(片岡愛之助)が、まさかのカムバック。「も〜も太郎さん、桃太郎さん〜…」と歌いながら半沢たちの助っ人として現れ、箕部と通じる東京中央銀行の紀本常務(段田安則)に不正関与の証拠を突きつける。視聴者から「しびれる」「やりたい放題」「味方になると急に頼もしい」と歓喜の声が上がった。
怒涛の展開で幕を閉じた第9話。次回の最終話(15分拡大版)は、9月27日夜に放送予定。TVerおよびTBSFREEでは、第1話から第9話を期間限定で一挙配信中。
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