巣ごもり時代にライフスタイルを見つめ直す人が急増。ホームシアターに最適な家具にカスタマイズ

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ソファRUBEL
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日本フクラは、「WOHNKULTUR」ヴォーンクルトゥア 家具は生活文化」を提唱している家具ブランド。ドイツのクラフトマンシップをベースに日本人のライフスタイルに合わせてデザインと素材、品質を吟味した心地よい生活空間を提案している。そのInstagramは、生活のヒントを得ようとがビュー数が伸び、ダイレクトメッセージで質問も寄せられたという。巣ごもりで外出できない代わりに、在宅を充実させようというニーズが高まっているようだ。実際、愛用者からの生地の張り替え依頼も増えた。

・伝統の高島屋民藝展が3年振りに開催。知花くららによる展示ブースも

そうした需要に応えるように、2020年の新作が発表されたというのでさっそくフクラ大崎(東京都品川区大崎2−9−3大崎ウェストシティビル3F)を取材し、主なものを紹介する。

ホームシアターを囲むようにソファをカスタマイズ。トレンドはグレー系からブラウン系へ

ソファ「RUBEL(ルベル)」は、コンパクトなサイズ感でデザイン自体はシンプル。だが10cm単位でオーダー可能な上、両肘ソファだけでなく、片肘ソファやコーナー、カウチもあるので、アルミと木で選べる脚部との組み合わせ次第で表情が大きく変わる。

また、座クッションもウレタン次第でハードタイプとソフトタイプから選べるので、腰を沈めて映画を見たいのか、ゴロリと横になりたいのかといった寛ぎ方もチョイスの指針となる。ヘッドレストが選べるのも嬉しい。

ちなみにトレンドとしてはこれまでのグレー系から、ベージュやブラウン系に人気がシフトしており、イエローやアニマル柄も選ばれる傾向にあるという。

ソファ「LITHOS・AD(リトス・AD)」は、かねてより人気の「LITHOS」の派生モデル。背をパネル状に薄くするとともに、両袖を軽快なデザインに。座面もハードタイプとソフトタイプから選べる。

この座面にもウレタンが用いられているが、単に積層するだけではなく、ウレタンをコイル状に巻いたものを立てて収納している。こうすることで、金属のようなバネの突き上げが抑えられ自然になじむという。もちろん従来の金属コイルよりもサスティナブルである。

興味深いのは、「エフェクトファブリック」と呼ぶ、背板にアクセントとして設けられたスリットの生地。20種類から選べて、クッションやボディにレザーを選べば素材感のコントラスも楽しめる。

ラグジュアリーなリビングにLITHOS・ADの変型ソファを組み合わせ、ホームシアターを囲むように配置したい。

軽快で柔らかい印象が好まれるダイニング

ダイニング「LINTE(リンテ)」は、これまでなかった比較的リーズナブルなテーブル(¥172,000/税別)とチェア(¥40,000/税別〜)のシリーズ。

チェアの本体はキルト仕様とプレーン仕様からチョイスでき、脚をスチールパイプにするか木にするかによって、同じシリーズとは思えないほど趣が変わる。柔らかいリラックスした印象で、触り心地も良好だ。

ダイニングチェア「CUFUL(カフル)」は、曲げ木が丸いシートを挟み込む柔らかなデザインが特徴。背と座をモールドウレタンで一体成型したことで、しっかり支えてくれるにもかかわらず、見た目に違わぬ優しい座り心地で驚かされる。

今回このモデルに、可愛らしいブランケットステッチ仕様が追加となった。糸色も5色からチョイス可能。

寛ぎのベッドでiPadや読書を楽しむ

最後に、ベッドルームを。「RATIOLETTO(ラティオレット)」はファブリックやレザーを組み合わせるセミオーダーシステムで人気だが、今回キングサイズが追加になった。シングルを2台並べる格好で配置し、ライフスタイルの変化に応じて切り離すこともできる。

一目でそれと分かるヘッドボードが特徴的で、傾斜にもたれて本を読んだりiPadを見たりするのにも好都合と評判に。

また、高密度ウレタンの技術を生かしたマットレスに加え、新たに「ハイパーフレックス ラグジュアリーピロー」も発売された(¥18,000/税別)。

枕は柔らかすぎると圧がかかったとき一点に集中してしまう。しかしこの枕で寝てみると、マットレスとの相乗効果もあると思うが、もっちり柔らかを通り越し不思議と浮いている感覚になる。波形のハイパーフォームSという高密度波形のウレタンフォームの成果だ。

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リビングダイニングから寝室まで、日本フクラの新製品を見てきたが、コンパクトかつシンプルを基本に、豊富な素材と色、サイズまでもカスタマイズできる“自分仕様”がトレンドとなっている。巣ごもり時代のいま、家族全員でライフスタイルを見つめ直しながら寛ぎの空間をデザインし直してみては。なお、現在ショールームは平日はほぼ予約なしでも内覧できるが、土日は事前の予約をお勧めする。(文:fy7d)

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