女優で創作あーちすとののんが主演をつとめる映画『私をくいとめて』が、第33回東京国際映画祭「TOKYOプレミア2020」に招待されることが明らかになった。のんは「東京国際映画祭への出品、とても嬉しく思います。そして、今年も映画祭が開催されるんだという喜びを大きく感じています」と喜びを語っている。
本作は、映画『勝手にふるえてろ』(17年)を手がけた綿矢りさ(原作)、大九明子(監督・脚本)のゴールデンコンビで贈る現代恋愛劇。快適なおひとりさまライフに慣れ過ぎて、脳内に優秀な(?)相談役“A”が誕生した31歳のみつ子(のん)はある日、真面目な年下営業マン・多田くん(林遣都)に恋をする。しかし30歳を超えた女のもどかしい現実が立ちはだかり…という物語が繰り広げられる。
今回は、東京国際映画祭への出品が決定。招待が決定したショーケース部門「TOKYOプレミア2020」は、従来の「日本映画スプラッシュ」「アジアの未来」「コンペティション部門」が統合された今年限定の部門となる。本部門では、32作品(欧米10本、アジア12本、日本10本)の上映を予定。同部門の全作品を対象とした「観客賞」が設けられている。コロナ禍でありつつも、映画作品を劇場の視聴環境で体験してもらうべく、コロナ感染症対策を徹底しながらリアルな場での実施が予定されている。
大九監督は、『勝手にふるえてろ』を第30回東京国際映画祭の「コンペティション部門」に出品し、一般観客の投票で選ばれる観客賞を受賞。2度目の受賞に期待がかかる。
のんは「東京国際映画祭への出品、とても嬉しく思います。そして、今年も映画祭が開催されるんだという喜びを大きく感じています。映画は、観た人の人生に関わるもの。その映画を観たことは目や耳から頭の中に入ってその人の思い出として刻まれる。この作品でみつ子を演じたのは、私の中でとても大切なものとなりました。みつ子さんや多田君やAが、ちょっとでも観てくださる方の人生に関われたら嬉しいなと、今から楽しみにしています」と語っている。
映画『私をくいとめて』は12月18日より全国ロードショー。
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