自宅などからのリモートワークが増え、70%以上の人の“雑談”が消えたと言われる中、サントリーのクラフトボスが構想に5ヵ月もの時間を費やし、“雑談”で会議の風通しを良くする扇風機のような形をした世界初(たぶん)の白物家電「ザツダンマシーン」の開発に成功! コミュニケーション改善のプロ・沢渡あまね氏も監修に加わり、雑談成功率は脅威の100%を誇るという。
[動画]新開発の「ザツダンマシーン」でリモート会議の重たい雰囲気を吹き飛ばせ!
新型コロナウィルスの影響もあり、在宅勤務・リモート会議が増加する中、相対的に減ってしまったのが雑談。「新しいビジネスの面白いアイデアは、ふとした雑談から生まれることが多い」ことから、最近では「フィーカ」と呼ばれる、あえて目的を設定しない社内の「公式雑談タイム」を設ける企業も増えている。
実際、リモートワーク経験者に対して雑談に関する調査を実施したところ、79%の人が「会議には雑談が必要」と答え、71%が「雑談が以前よりも減ってしまった」と考えていることが判明した。仕事をする上で重要だと考えられている雑談が減っていることは、リモートワークが普及してきた現代ならではの「社会課題」と言える。
そうした中、クラフトボスは、この社会課題を解決するために、雑談を生み出し、リモート会議の風通しを良くする「ザツダンマシーン」の開発に成功。「弊社内でも、リモートワークで雑談が減り、新しいアイデアが枯渇することに危機意識をもっていました。この状況は弊社内に限ったことではないはずだ! この新たな社会課題に対して、我々にできることはないか? という発想から、プロジェクトが発足しました」と開発者は振り返る。
開発に向けては、連日のようにリモート会議を重ね、「リモート会議中の壁に貼る雑学ポスター」とか「雑談ネタが出てくるガチャ」とか、いくつものプロダクトを試作・実験するものの、どれも効果はイマイチ。そんな重い空気の中、ふと誰かのひと言から生まれたのが、この「ザツダンマシーン」だ。
ちなみにこのマシーンは、コミュニケーション改善のプロ、沢渡あまね氏が監修した8個の雑談のお題が書かれており、扇風機の矢印が止まった箇所のお題について、チーム全員で雑談ができる設計になっている。お題は誰もが話しやすいものばかりで、同時に到着した動画では、「今、欲しいものは?」というお題に、参加者の一人が「奥さん!」とナイスな答えを発し、場を和ませるシーンも。このマシーンが置いてある部屋のみならず、画面で参加している人たちの部屋の重たい空気まで、いい感じに変換。リモート会議の風通しがグンと良くなること請け合いだ。
サントリー社内でも「ザツダンマシーン」を使ってリモート会議を実施したところ、100%(10回中10回)の高確率で雑談を生み、会議の風通しが良くなったことで、その後の会議の活性化に寄与したという。
また、クラフトボスでは今回、この「ザツダンマシーン」を抽選で2名様にプレゼントするキャンペーンも実施。当初は量産を目論んでいたが、諸事情により2台のみの制作に。そのため「ザツダンマシーン」自体は、抽選で当選した2名様限定でのお渡しとなるものの、「クラフトボス」Twitter公式アカウント(@_craftboss)では、誰でも使える「ザツダンマシーン(GIFバージョン)」も用意しているので、抽選に外れてしまった方は、そちらの利用もオススメだ。
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