黒澤明の名作『生きる』をノーベル賞作家カズオ・イシグロ脚色でリメイク!
#黒澤明#カズオ・イシグロ#エイミー・ルー・ウッド#オリヴァー・ハーマナス#クイア・パルムドール#ビル・ナイ#フィオナ・クロンビー#生きる
黒澤明監督の名作『生きる』(52年)がイギリスでリメイクされることが決定、脚色をノーベル賞作家のカズオ・イシグロが手がけることが明らかになった。
・世界的作家カズオ・イシグロが10年ぶりの来日で映画愛を語る
『生きる』は、がんで余命幾ばくもない市役所職員の男性が自らの半生を省みて、生きることと向き合う物語。1952年のロンドンが舞台となり、オリジナル版で志村喬が演じて英国アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた主人公を『ラブ・アクチュアリー』『名探偵ピカチュウ』のビル・ナイが演じ、他に、Netflixオリジナルシリーズ『セックス・エデュケーション』のエイミー・ルー・ウッドが出演。
監督は南アフリカ出身で2011年に『Beauty(英題)』でカンヌ国際映画祭でクイア・パルムドールを受賞したオリヴァー・ハーマナス。黒澤と橋本忍、小國英雄による脚本の脚色を日系イギリス人であるイシグロが手がける。
イシグロは「この物語の精神は、私たちの生きる意味や充実をもたらすことが私たち1人1人の責任であることを示唆しています。たとえ不利な状況になっても、私たちは日々の暮らしに誇りと幸せになる方法をみつようとするべきなのです。この物語は、毎日長時間、机やスクリーンに張り付いて、(Covidの時代であればなおさら)全体像の中で自分たち個々の貢献がどんな価値を持つのか理解するのに苦労していいる私たちの多くに語りかけることができると信じています」とコメントした。
本作は『キャロル』などのNumber 9 Filmsが製作し、日本の黒澤プロダクションも企画に参加、『女王陛下のお気に入り』でオスカーを受賞したフィオナ・クロンビーが美術を担当する。撮影はイギリスで来年の春にスタートを予定している。
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