『コンテイジョン』で世間に警鐘を鳴らすブロガー役に
ジュード・ロウが2011年公開の出演作『コンテイジョン』の撮影中、専門家からパンデミックの発生について警告された思い出について語った。
男性誌「GQ」によるキャリアを振り返るビデオ・インタビューで、ロウはスティーブン・ソダーバーグ監督が未知のウイルスの感染拡大を描いた『コンテイジョン』について言及。新型コロナウイルスのパンデミックが起きるより10年近く前に聞かされたことについて語った。
「(パンデミックが)やがて起きるだろうという感覚は絶対的にあった。撮影現場には偉大な科学者たちが来ていました。脚本家のスコット(・Z・バーン)やスティーヴン(・ソダーバーグ監督)と作品に取り組んだ人たちで、知識と経験がある。彼らは全員、これは必ず起こると言っていました。それは“もしかしたら”というよりも“いつ”起きるか、という話でした」
「凄いスピードで感染が拡大していくことなど、彼らの説明は納得いくものであり、まさに起こったことです。恐ろしいのは、映画のセットで専門家のアドバイスを受けて学んだにも関わらず、そのことが必ずしも自分の中に残るとは限らないことです」
ロウは映画を作った直後に感じていた恐怖はしばらくすると収まったという。「2020年が始まり、最初に中国で何が起こっているのか、それが世界中で急速に起きているかを知ったとき、警鐘が鳴りました。残念ながら、私に大きな驚きはありませんでした」
『コンテイジョン』で、パンデミックが広がる世間に警鐘を鳴らすブロガーを演じている。
現在、ダンブルドア役で出演する『ファンタスティック・ビースト』シリーズ3作の撮影中で髭をたくわえているロウは、30分にわたる動画で代表作の思い出をプレイバック。
出世作の『ガタカ』(97)、アカデミー賞助演男優賞候補になった『リプリー』、(99)スティーヴン・スピルバーグ監督の『A.I.』(01)、名優ポール・ニューマンとの共演が印象深いという『ロード・トゥ・パーディション』(02)、アカデミー賞主演男優賞候補になった『コールド・マウンテン』(03)、ジュリア・ロバーツやナタリー・ポートマンと共演の『クローサー』(04)、ロバート・ダウニーJr.と共演した『シャーロック・ホームズ』シリーズ(09、11)、ローマ教皇を演じたTVミニシリーズ『ヤング・ポープ 美しき異端児』(16)、『ファンタスティック・ビースト』シリーズ(18〜)、日本では12月19日からスターチャンネルで放送されるTVミニシリーズ『サード・デイ〜祝祭の孤島〜』(20)、今年公開された最新主演映画『The Nest(原題)』(20)について語っている。
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