大英帝国勲章も受賞
『スター・ウォーズ』シリーズでダース・ベイダーを演じたイギリスの俳優デヴィッド・プラウズが28日(現地時間)、85歳で亡くなったことが明らかになった。
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ボディービルダーやウェイトリフティングの選手を経て、『007/カジノロワイヤル』(67)で俳優デビューしたプラウズは198センチの長身。『時計じかけのオレンジ』(71)などに出演し、1977年から始まった『スター・ウォーズ』旧三部作の『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(77)、『エピソード5/帝国の逆襲』(80)、『エピソード6/ジェダイの帰還』(83)でダース・ベイダーを演じた(声はアメリカの名優ジェームズ・アール・ジョーンズに吹き替えられた)。
プラウズは『スター・ウォーズ』撮影中に製作側とトラブルになり、そのために『エピソード6』でダース・ベイダーとルーク・スカイウォーカーの名シーンを演じることが叶わなかった。そのエピソードについては本人がドキュメンタリー『I AM YOUR FATHER/アイ・アム・ユア・ファーザー』(15)で語っている。
イギリスでは1970年代に始まった、歩行者の交通安全キャンペーン「グリーンクロス・コード」のキャラクター「グリーンクロス・マン」も務め、スーパーヒーローのコスチューム姿で子どもたちにお馴染みだった。1990年まで続いたキャンペーンは、2014年に復活し、80代になったブラウズもグリーンクロス・マン役で再登場していた。
2000年に大英帝国勲章(M.B.E)を受章したプラウズは、2016年に体調悪化を理由に引退を表明していた。短い闘病生活の後、ロンドンの病院で生涯を終えたという。
プラウズのマネージメントを務めていたボウィントン・マネージメントは「私たちにとっても、世界中の大勢のファンにとっても、非常に残念で心が張り裂けそうなことですが、私たちのクライアントであるデイヴ・プロウズM.B.E.が85歳で亡くなったことをお知らせいたします」とツイートした。
ルーカス・フィルムと確執でイベント参加は拒否
ルーカス・フィルムと確執があり、ルーカス・フィルム主催のイベントへの参加は拒否されていたプラウズだが、ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルは訃報を受けて、「デヴィッド・プラウズが亡くなったと聞いて、とても悲しい」とツイート。「彼は優しくて、ダース・ベイダーというだけの人ではなかった。俳優であり夫であり父親であり大英帝国勲章受章者であり、3度イギリスのウェイトリフティング・チャンピオンになり、グリーンクロス・コード・マンとして安全のアイコンでした。彼はファンたちを愛し、ファンも同じくらい彼を愛しました。#RIP」と哀悼した。
So sad to hear David Prowse has passed. He was a kind man & much more than Darth Vader. Actor-Husband-Father-Member of the Order of the British Empire-3 time British Weightlifting Champion & Safety Icon the Green Cross Code Man. He loved his fans as much as they loved him. #RIP pic.twitter.com/VbDrGu6iBz
— Mark Hamill (@HamillHimself) November 29, 2020
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