意外にも初共演! ニコール・キッドマンとヒュー・グラント
ニコール・キッドマンとヒュー・グラントが初共演するドラマ『フレイザー家の秘密』が来年2021年1月27日より放送されるが、この度、ニコールやヒュー、監督らのインタビューが解禁された。
ヒューの起用は、デンマーク出身の女性監督スサンネ・ビアのアイデアだったという。ニコールは、初共演となるヒューについて、「素晴らしいと思った。ヒューのことは昔から知っていたし、お互いにいつかぜひ共演してみたいと思っていたの。彼がジョナサン役に吹き込んだ魅力や愛嬌、知 性を彼と同じようにできる役者なんていない。あのカリスマ性と好感度を持つ人は彼をおいてほぼ皆無だし、まさにジョナサンに必要な要素だったのよ。役作りについて、ヒューも私もその瞬間を心のままに演じることを大事にするタイプ。それでいて入念な準備もするの。ヒューは撮影開始の何カ月も前からすでに脚本が全部頭に入っていたわ」と、その演技に太鼓判を押す。
『ノッティングヒルの恋人』など90年代ロマコメのプリンスだったヒューも、今や60歳。本作の出演経緯について「実はスサンネと僕の間には不幸な過去があってね。10年ほど前にお互いにとても気に入ったある脚本があったんだが、やっぱり映画化は無理だねと言って僕が企画から降りてしまった。彼女は家も失って子どもも養えなくなったというわけだ。だから彼女がこの企画に僕を起用したがっていると聞いてとても驚いたよ。絶対に嫌われていると思っていたからね」とコメント。
また、ニコールについては、「最初から驚くほど楽だったよ。メリル(・ストリープ)と共演した時を思い出した(『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』)。どちらも完全に素の状態でやってきて、カメラが回るとその瞬間を演じるんだ。だから同じ演技は2度と見せない。さらにどちらも自分の演技にこだわるのではなく、共演者との演技を大事にする。相手の演じ方次第で自分の演技も変えられるんだよ。おかげでニコールとの共演はメリルの時と同様にまるで上級特別クラスを受けているような気分だったよ。彼女とは今回が初めての共演だったけれど、顔を合わせればいつも気が合う者同士だったしね」と初共演にも関わらず、彼女の技術に賛辞を送った。
非の打ち所がないセレブ一家を襲うスキャンダルの行方は?
本作は、ジーン・ハンフ・コレリッツ著「You Should Have Known」を映像化。セレブ一家に降りかかる困難と彼らの心理をサスペンスタッチで描く。
臨床心理士のグレイス(ニコール)は、マンハッタンで医師の夫ジョナサン(ヒュー)や名門私立校に通う息子ヘンリー(ノア・ジュープ)とともに幸せなセレブ生活を送る。ある日、ヘンリーの通う学校の生徒の母親が殺害される痛ましい事件が起き、時を同じくしてジョナサンが姿を消す。 それからジョナサンにまつわる知らなかった事実が次々と明らかになり、事件はニューヨーク中が注目する裁判へと発展。腕の良い小児腫瘍科医として息子も憧れる父親だったジョナサンは容疑者として追われる身となり、グレイスの人生が音を立てて崩壊していく。事件を担当しフレイザー家を執拗に捜査する刑事(エドガー・ラミレス)が、上流階級の容疑者を敵視するヒスパニック系労働階級として執拗に一家を追い込む様子も見どころ。
ドラマ『フレイザー家の秘密』全6話は、来年2021年1月27日よりBS10 スターチャンネルで放送開始(1月23日19時45分より、第1話が先行無料放送)。
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