2021年、動画配信サービス競争激化? ディズニー+は3億5千万の会員獲得見込む

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動画配信サービス競争、台風の目はディズニー+

21年もライバル間の競争が激しくなりそうな動画配信サービス。中でも台風の目がディズニー+だ。20年12月10日(現地時間)、ディズニーの投資家向けイベント「ディズニー・インベスターデー」で今後の戦略が発表された。

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まず21年2月から新たな動画配信サービス「スター」を海外展開する。このサービスでは20世紀スタジオなどのドラマや映画を配信。ヨーロッパなどではディズニー+と統合した形で展開し、日本では21年にサービス開始予定だ。

マーベルやスター・ウォーズ関連作など今後のラインナップも発表された。

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<マーベルの主な作品>
●『ワンダヴィジョン』(1月15日配信):ワンダ(スカーレット・ウィッチ)とヴィジョンが主人公
●『ファルコン・アンド・ウィンター・ソルジャー』(3月19日配信):ファルコン(サム・ウィルソン)とウィンター・ソルジャー(バッキー・バーンズ)が主人公
●『ロキ』(5月配信):ロキが主人公
●『ホワット・イフ…?』(夏配信):「もしも~だったら?」というコンセプトのもと、実写映画とは別の物語を紡ぐオリジナルアニメシリーズ
●『ミズ・マーベル』(21年後半配信):新ヒロインのミズ・マーベルが活躍
●『ホークアイ』(21年後半配信):ホークアイ(クリント・バートン)が主人公

<スター・ウォーズの主な作品>
●『スター・ウォーズ:ビジョンズ』(21年配信):スター・ウォーズ世界を題材にした10本のショートフィルムで構成されたアニメーション。日本のクリエイターが製作
●『アンドー』(22年配信):『ローグワン』に登場したキャシアン・アンドーが主人公
●『オビ=ワン・ケノービ』(配信時期未発表):『エピソード3』以後が舞台でオビ=ワン・ケノービが主人公。ヘイデン・クリステンセン演じるアナキン・スカイウォーカー(ダースベイダー)も登場。21年3月より製作開始

<その他>
●アニメ映画『ラーヤと龍の王国』:21年3月5日に全米公開と同時にプレミアアクセス配信
●『ピノキオ』(トム・ハンクス主演、ロバート・ゼメキス監督)
●『ピーター・パン&ウェンディ』(ジュード・ロウが海賊フック船長):劇場公開せずに配信(時期未発表)

20年12月2日時点でディズニー+の会員数は8680万人。ディズニーが所有する他の動画配信サービス「Hulu」は3880万人、ESPNプラスは1150万人の会員を獲得しており、3つ合わせると1億3710万人。ディズニーでは24年度までに3億人~3億5000万人に達すると予想しており、21年はどこまで会員数を増やすか注目したい。(文:相良智弘/フリーライター)