シュワちゃんの息子が親友の首にナイフを……！『ダニエル』本編映像公開

#アーノルド・シュワルツェネッガー #イライジャ・ウッド #スーザン・サランドン #ダニエル #ティム・ロビンス #パトリック・シュワルツェネッガー #マイルズ・ロビンス 2021.01.23

唯一無二の親友から支配関係へ

イライジャ・ウッド製作、ティム・ロビンスとスーザン・サランドンの息子マイルズ・ロビンス、アーノルド・シュワルツェネッガーの息子パトリック・シュワルツェネッガーが共演した、耽美と狂気を描いた映画『ダニエル』が、2月5日より全国公開される。このたび、その本編映像が公開された。

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今回公開されたのは、クラブで泥酔しトイレで寝落ちするルーク（マイルズ）と、それを見守るダニエル（パトリック）の姿を捉えた映像だ。

名前を呼びかけたり身体を触ったりしても反応しないルークを見て、寝ていることを確信したダニエル。仕方なく介抱するのかと思いきや、刃物に手を伸ばしルークの手に握らせると、興奮を隠しきれない様子で、そのまま彼の首元に近づけていく……。

ルークにとってダニエルは、自分とは正反対の魅力を持ち、正しい助言をくれる唯一無二の存在だ。ところがルークが抱いているイメージとは裏腹に、ダニエルには狂気的な一面があった。この予告映像は、ダニエルがその本性を露にし、唯一無二の親友同士から、徐々に支配を獲得していくターニングポイントを描いた重要シーンだ。

巧みな心理描写と撮影技法で見る者を引き付けるミステリー作品

本作の主人公は、自分以外には見えない親友ダニエルをもつ少年ルーク。しかし彼は、ある事件をきっかけに“空想上の親友”を封印する。

その後、時を経て不安と孤独に苛まれたことで、長年の封印からダニエルを呼び起こす。カリスマ性に溢れ、妖しくも美しい魅惑的なダニエルは、孤独なルークにとって再び“唯一の理解者”となっていく。

やがてルークの人生が順調に進むようになると、ルークにはダニエルが不要となる。しかし今回はダニエルがそれを許さず、むしろ次第にルークを支配しようと動き出す……。

『ダニエル』の注目ポイントは、世界中が注目するサラブレッド俳優たちの出演だけではない。徐々に不気味に変貌していくダニエルと、恐怖と妄想に囚われていくルークという2人の巧みな心理描写と、それを支えたアダム・エジプト・モーティマー監督と撮影技術が魅力を高めているのだ。

見る者の想像を超えたミステリー要素が評判を呼び、映画評価サイト「Rotten Tomatoes」で91%フレッシュの高評価を記録した（2019年7月9日時点）ほか、「圧倒的な感覚体験」（Little White Lies）、「独創的で驚くほどの見応え」（New York Times）、「現代版『ファイト・クラブ』」（The Times）などと多くのメディアが高く評価した。

映画『ダニエル』は2月5日全国公開。