山崎賢人主演ドラマが世界トップ10入り! 勢いづくNetflixの戦略は?

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今際の国のアリス
『今際の国のアリス』Netflixにて配信中

Netflixは有料会員数が2億366万人に

動画配信サービスの勢いが続いている。1月19日(米国時間)、ネットフリックスは20年末時点の有料会員数が2億366万人に達したと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大によるステイホーム需要を追い風に会員数を伸ばし、20年1~3月に1577万人、4~6月に1009万人、7~9月に220万人、10~12月に851万人を獲得した。

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ネットフリックスは独自に製作したり買い付けたドラマシリーズや映画が豊富なことが強み。同社の発表によれば、下記の映画やドラマが人気だった(カッコ内は配信後4週間の視聴世帯数)

映画『ミッドナイト・スカイ』(7200万)
ドラマ『クイーンズ・ギャンビット』(6200万)
映画『ヒーローキッズ』(5300万)
映画『フェイフェイと月の冒険』(4300万)

山崎賢人土屋太鳳らが出演したドラマ『今際の国のアリス』は1800万世帯が再生。約40の国と地域で「TOP 10(総合)」入りを果たし、日本発のオリジナル実写作品で過去最多の視聴者数を記録した。

現在、ネットフリックスでは500本以上の作品がポスト・プロダクションに入り、配信開始の準備中。21年にはオリジナル映画を毎週1本以上配信する予定だ。

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Disney+はマーベル作品を牽引役に

ネットフリックスを追い上げている「ディズニー+」の会員数は20年12月2日時点で8680万人。20年はオリジナル作品として『スター・ウォーズ』シリーズ初の実写ドラマ『マンダロリアン』が会員増に貢献したが、21年はマーベルのオリジナル作品が牽引役となる。1月15日から『ワンダヴィジョン』が配信されたのを皮切りに、『ファルコン・アンド・ウィンター・ソルジャー』(3月19日配信)、『ロキ』(5月配信)、『ホワット・イフ…?』(夏配信)、『ミズ・マーベル』(21年後半配信)、『ホークアイ』(21年後半配信)と続く。

一方、バイアコムCBSは3月4日に動画配信サービス「パラマウント・プラス」を米国と南米で開始する。14年にスタートした動画配信サービス「CBSオール・アクセス」のリニューアル版だ。「CBSオール・アクセス」はCBSで放送された番組の見逃し視聴やライブラリー番組、オリジナル番組のほか、NFLの試合も配信してきた。「パラマウント・プラス」ではバイアコムCBSグループのケーブルチャンネルであるニコロデオン、 MTV、 BET 、コメディセントラルの番組が配信される予定だ。バイアコムCBSでは「CBSオール・アクセス」の会員数を発表していないが、映画業界紙バラエティによると800~900万人と推測されている。(文:相良智弘/フリーライター)