門脇麦に褒められて水原希子が「ウソ！」と絶叫!!『あのこは貴族』撮影秘話明かす

門脇麦が水原希子の演技に「鳥肌たった」

門脇⻨と水原希子の共演が話題の映画『あのこは貴族』が2月26日に公開となる。2人が本作品と自身が演じた役柄についての想いを明かす特別映像が公開された。

この映像で「女の子2人の映画って、今までにも世界中でたくさん作られてきたけれど、お互いバラバラに一歩一歩歩むという映画は見たことがなかった」と語るのは、本作で主役の華子を演じ、現場を牽引した門脇。「今までになかったガールズムービーになる」と自信を覗かせる。

また門脇は、華子について、結婚こそが幸せであると信じ、家族や家柄といった旧来の価値観から抜け出せないのだと分析。「自分が“これをしたい”と決断することで、家族が傷ついたり裏切ることになるからレールを踏み外せないのだろう」と気持ちを代弁してみせた。

一方の水原は、自身が演じた美紀について、「挫折を繰り返しながらも、自分の居場所を懸命に見つけ、強く生きていく女性」と説明した。

撮影現場の様子について門脇は、「台本を更新していく喜びがすごくあった」と語る。それを受けた水原も、「実際にやってみてから、台本よりも膨らむ感じはあった」と振り返っており、その言葉を裏付けるように、岨手由貴子監督と念入りに打ち合わせる2人の姿も捉えられている。

互いの演技について、門脇は水原の引き際の素早さに驚き「鳥肌がたった」と称え、水原も「かっこよかった」と門脇を賞賛している。

本作は、東京のお嬢様である華子と、地方出身の美紀という同世代の女性2人の物語。

華子は、箱入り娘として何不自由なく成⻑し「結婚=幸せ」と信じていたが、20代後半で、結婚を考えていた恋人に振られる。結婚相手を探すために奔走し、良家の子息で弁護士の幸一郎（高良健吾）と出会い、結婚が決まる。

一方、地方出身の美紀は、猛勉強の末に名門大学に合格して上京。ようやく自由を得たと思ったのもつかの間、学費が続かず夜の世界で働くも中退。仕事にやりがいもなく、もはや東京で暮らす意味を見いだせずにいた。

そんな2人が、幸一郎をかすがいにして出会うことになる。それまでに歩んできた世界が違う2人の人生が交錯して、思いもよらない将来へとつながっていく。

監督は、初のオリジナル⻑編『グッド・ストライプス』で新藤兼人賞金賞を受賞した、岨手由貴子。原作は、山内マリコによる同名小説で、第33回東京国際映画祭において「階層を越えて手を取り合う女性たちの姿は、これまでになかったジャンル」と喝さいを浴びた。

『あのこは貴族』は2月26日公開。

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