アンソニー・ホプキンスとオリヴィア・コールマン、ゴールデン・グローブ賞ノミネートへ期待高まる

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オリヴィア・コールマン
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47歳迎えたオリヴィア・コールマンの優しい笑顔のショットが公開

アンソニー・ホプキンスオリヴィア・コールマンが父子役で共演し、アカデミー賞有力の呼び声高い映画『ファーザー』が5月に公開される。このたび、アカデミー賞の前哨戦と言われるゴールデン・グローブ賞のノミネートが発表される2月3日を前に、オリヴィアの誕生日である1月30日に新たな場面写真が公開された。

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公開された写真では、微笑んだ表情で最愛の父を見守る娘の姿をイメージしたオリヴィアの姿が捉えられている。

認知症の本人目線で描く斬新な設定の傑作

本作品は、世界30ヵ国以上で上演された傑作舞台の映画化である。

ファーザー

斬新なのは、老いによる喪失と親子の愛を、記憶と現実の境界が崩れゆく父親の視点で描いている点だ。迷宮に足を踏み入れていくような戸惑いと、愛する家族が自身を忘れてしまう切なさ、人間味から滲み出るユーモアなど、様々な感情を重層的に見る者に呼び起こしながら、最後には思わぬ感動へと導いていく。

この物語を手がけたのは、「現代において最も心躍る劇作家」と称されるフロリアン・ゼレール。フランス演劇界最高位のモリエール賞で脚本賞を受賞し、日本でも2019年に「Le Père 父」のタイトルで、橋爪功と若村麻由美により上演され話題となった。

本作品で認知症の父親を演じるのは、83歳の名優アンソニー。自身と同名、同年齢、同誕生日という設定になっている。その演技は、すでに本年度オスカー大本命として数多くのメディアに評価されており、実現すれば、『羊たちの沈黙』でレクター博士を演じて以来30年振りの受賞となる。

また、『女王陛下のお気に入り』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したオリヴィアは、父を想いながらも新たな人生を踏み出そうとする娘を繊細かつリアルに演じ、こちらも2度目のオスカー受賞へ期待が高まっている。

『ファーザー』は5月公開。

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