極楽とんぼの山本圭壱が1月31日、雨上がり決死隊・宮迫博之とオリエンタルラジオ・中田敦彦によるYouTube発のトーク番組「WinWinWiiin(ウィン ウィン ウィーン)」に出演。約10年にわたって芸能界から干された理由や舞台裏を語った。
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めちゃイケ全盛期支えるも…不祥事で吉本との契約解除
山本は、相方の加藤浩次とともに「めちゃ×2イケてるッ!」(フジテレビ系)の全盛期を支えた。しかし2000年代、大学の学園祭での下半身露出、ホステス女性の妊娠・中絶トラブルに続く。そして2006年、10代女性との飲酒および性行為が発覚。これが引き金になり、山本は吉本興業との専属マネジメント契約を解除された。その後、約9年間一般人として生活し、2015年にフリーの芸人として活動再開。2016年に吉本興業へ復帰した。
共演は2006年以来だという宮迫は「山さんを戻そうみたいな動きはいっぱいあった」と舞台裏を告白。また中田は「これ(山本の未成年との飲酒および性行為の問題)、不起訴処分になってるんです。山本さんとまったく同じ件があったタレントさんで、10年戻れなかった人っていない。半年や1年の謹慎で戻ってきている。なぜか山本さんだけ10年戻れなかった。これは吉本興業の最大のミステリー、最大のアンタッチャブル」と熱弁。「ここで話さないと、オレは帰れませんよ! 絶対話してください」と山本ににじり寄った。
10年干された所以はマスコミの印象操作?
山本自身、「正直な話、最初は1年もしくは2年ぐらいでと思っていた。事も事と言われても、1年2年経ったときに『あれ、これもっと長引くのかな…』」と思ったと回顧。一般人と過ごしていた頃に「吉本のトップの人たちから連絡があった。『(芸能界復帰まで)もうちょっと、まだかかりそうやな』というのはあった」が復帰への手応えを見いだせず、真面目に働いていることを世間にアピールするよう努める。「実は1年に1回東京に来て、加藤と一緒に吉本の方と話をしている。あとは(明石家)さんまさんとか」と明かした。
それでも話は進まず、ダウンタウンの松本人志らが集まった席で相談した際に、今田耕司が禊の“1年寺ごもりプラン”を提案。厳しいことで有名な高野山の寺で手伝いをすることに。
その寺で週1日の休日を与えられたが、山の上では何もできないため、各休日を月1回にまとめて「宮崎に帰ったり広島に行ったりしたら、(写真週刊誌の記事などで)『山本、寺から逃げた』という情報になった」と真相を告白。「逃げてねえし。普通にお休みもらって、帰ってるだけだし」と真っ向否定するも、当時休暇中にリラックスしている姿などを報道され続けて“山本は反省していない”、“遊んでいる”という世論ができ上がってしまったと推測した。
動画内では語られていないが、世間では、女性トラブルを起こした人間は常習性があると見なされ、世の女性から敬遠されがち。山本も、女性トラブルが2度続いたことが復帰時期に影響したとも考えられる。
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10年耐えられた理由は相方・加藤「あの横にもう一回立たないと意味がない」
主張を語り終えた山本は、これまでを振り返って「自分を褒めてあげたいのは、よくぞ10年に近い年月、ずっとこのままでいれたなというハート」と「1個ずっと(脳裏に)あったのは、加藤がずっと(芸能界の)一線でがんばっているんだから、あの横にもう一回立たないと意味がないとずっと思っていた」と相方愛を口にした。
さらに「人生とは理不尽しかない、と思っている。理不尽をどれだけバネにするか。絶対不公平だから、理不尽のかたまりで生きていかないといけない人もいれば、ラッキーパンチ一つで上に上がる人もいる。色んな人がいてこその世界。オレは錆びることなく、明るい笑顔でお届けすればいいんじゃないかな」と持論を展開。「お寺にいるとき『腐るな、諦めるな』という2つの言葉でず〜っと我慢していた。穴が空くほどカレンダーしか見ていなかった」とあらためて述懐した。
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