水着用に膨らみを隠す技も学んで！「膨らみ」って何!? 美の特訓で出た言葉の意味は…

#LGBTQ #MISS ミス・フランスになりたい！#アレクサンドル・ヴェテール #ジャン＝ポール・ゴルチエ #ドラァグ・クイーン #トランスジェンダー #フランス映画 #ミス・フランス #ミス・フランスになりたい！#ユニセックスモデル 2021.02.05

美貌の男性アレクサンドル・ヴェテール初主演作

ジャン＝ポール・ゴルチエのウィメンズショー出演をきっかけにパリでユニセックスモデルとして活躍しているアレクサンドル・ヴェテールが初主演した『MISS ミス・フランスになりたい！』が、2月26日に公開される。このたび、アレクサンドル演じる主人公アレックスが、男性であることを隠してミス・フランスの審査会場に挑む本編特別動画が公開となった。

映画『MISS ミス・フランスになりたい！』予告編

動画は、アレックスが緊張の面持ちで審査会場に初めて“女性”として入るシーンから始まる。審査員が「ミス・フランスになりたい？」と質問すると、アレックスは「何者かに」と率直にその想いを答えるが、その様子を見ていたミス・フランスのディレクターでもあるアマンダ（パスカル・アルビロ）が、アレックスに他の参加者とは違う“何か”を感じ取る。

その後アマンダから、インスタのアカウントを開設するよう勧められ、下宿先の仲間たちとインスタ映えしそうな写真を撮ってアップロード。「視聴者が見るのは気品と物腰、そして女性らしさ」というアドバイスに従い、マスカラやヘアメイクなどに少しづつ取り組む。

「孤児の教育に力を注ぎたいです」などと優等生的なコメントを用意するアレックスに、仲間たちが余計なお節介をする場面も。そんな愉快なやりとりも、本作の魅力であることが明らかになっている。

クロスジェンダーの体と心を、美しく、すがすがしく描く

物語は、パリの場末にあるボクシングジムを手伝うアレックスの元に、幼馴染のエリアスが訪ねてくるところから始まる。エリアスは幼いときからの夢を叶え、自信にあふれていた。両親を事故で亡くして以来自信を失っていたアレックスは、そんなエリアスに触発され、かねてからの夢を叶えよう動き出す。

その夢とは、「ミス・フランスになること」。下宿先の家主ヨランダをはじめ、ドラァグ・クイーンのローラや、インド人のお針子など、個性的な仲間たちに助けられて挑戦が始まる。

地区を仕切る“女王陛下”と呼ばれるボスからは、「24時間寝る時もコルセットを着けて。靴のサイズは普段より小さめの25.5センチで、普段は12センチ、疲れたら8センチのハイヒール。つけまつげと谷間メイク。水着用に膨らみを隠す技も学んで」と厳しい指導を受ける。スポーツ選手のエリアスからは、精神面を鍛えるアドバイスをもらい、めきめきと美しさを増すアレックスは、地区大会を乗り越え、夢が少しずつ現実になっていく。