飯塚健監督のオリジナル戯曲「FUNNY BUNNY」が、俳優・中川大志を主演に迎えて映画化されることが明らかになった。あわせてティザービジュアルと特報が解禁されている。
中川大志「ワクワク」人気戯曲「FUNNY BUNNY」映画版で主演!
「FUNNY BUNNY」は2012年に上演。「現在」「2年後」「4年後」という秀逸な構成で時空を軽やかに移動し、謎が謎を呼ぶという緻密なプロットが演劇ファンを熱狂させ、全公演完売。のちに飯塚自らの手で小説化されている。
上演中から再演、映像化の問い合わせが殺到し、満を持して映画化。舞台の設定がさらに進化し、大胆な構成のもと、音楽と映像による総合芸術作品に。サルバドール・ダリの生い立ちやニルヴァーナの足跡など、様々なロジックを散りばめた“剣持語録”を含め、隅々に至るまで小ネタ満載でエッジの利いた新感覚エンターテインメント作品となっているという。
劇場版の主演は、飯塚監督作の『虹色デイズ』(18年)など数多くの作品で着実に経験を積んだ中川大志。中川が扮するのは、自殺志願者を見分けることができる能力を持つ自称小説家の主人公・剣持聡(けんもち・さとし)。「世界を救うのはいつだって、想像力だ」と豪語する、一癖も二癖もあるアクの強いキャラクターだ。
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中川本人は「僕が演じた剣持というキャラクターは、人の痛みが分かるからこそ寄り添えて、現実を知っているからこそ寄り添うだけではない残酷さも持ち合わせている、まさにダークヒーローなんだと思います。映画を見てくれたお客様が劇場を後にするとき、ウサギが1羽2羽と増殖していったら良いな、なんてワクワクしています。一緒に、FUNNY BUNNYしましょう」とコメント。
中川とは『虹色デイズ』(18年)やライブエンターテインメント「コントと音楽vol.2」(20年)に続くコンビ作となる飯塚監督は 「“想像しろよ”が口癖の厄介な男、剣持聡を託すならと考えたとき、浮かんだ顔は1つでした。きっと剣持聡の哲学に毒され、仲間になりたくなるでしょう」とメッセージを寄せている。
映画『FUNNY BUNNY』は、2021年春に全国ロードショー。
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