異星人語「クー!」が病みつき! 伝説のロングラン映画をアニメ化『クー!キン・ザ・ザ』8年越しで公開
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80年代にロングランを記録したロシア映画のアニメ化
「クー!」という意味不明な言葉で多くの熱狂的なファンを生んだ実写映画『不思議惑星キン・ザ・ザ』を、ゲオルギー・ダネリヤ監督自らアニメ化した映画『クー!キン・ザ・ザ』が、5月14日より公開されることが決定。このたび、そのポスタービジュアルが公開された。
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実写版『不思議惑星キン・ザ・ザ』は、1986年のSF映画。ロシアがまだソビエト連坊だった頃の社会主義体制真っ只中に製作されたSF映画で、日本でもロングランヒットを記録した。その後27年を経た2013年にダネリヤ監督自らアニメ化したのが、今回日本公開される『クー!キン・ザ・ザ』である。
アニメ化によって、キン・ザ・ザを象徴する釣鐘型の宇宙船がもたらす浮遊感をリアルに再現。また、実写版は当時のソ連の政治体制を皮肉めいた視点で描いたと評されたが、本作品では、大きな変革の波にあった現代のロシアを戯画化して風刺。同年は巨大隕石が落下して多数のけが人が出た年でもある。ダネリヤ監督は2019年に88歳で逝去し、本作品は遺作となった。
なお、実写版『不思議惑星キン・ザ・ザ』も同時リバイバル公開が決定している。
「クー!」しか話さない星からの脱出劇
本作品は、チェリストのチジョフとDJ志望の青年トリクがワープ、地球に戻るために奮闘する姿を描く。
2人は雪に覆われたモスクワの大通りで、パジャマ姿の裸足の宇宙人と遭遇。思いがけずキン・ザ・ザ星雲の惑星プリュクにワープしてしまう。そこは見渡す限りの砂漠に覆われ、身に着けるズボンの色によって階級が分かれた場所だった。
ほとんど「クー!」しか言葉が存在しない異星人たちを相手に、2人は地球に帰ろうと奮闘を始めるが……。(※「クー!」は、惑星プリュクにおいて、名詞・形容詞・副詞・感嘆詞などの意味を持つ)
『クー!キン・ザ・ザ』は5月14日公開。
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