スティーヴン・ユァン主演『ミナリ』ゴールデングローブ賞で外国語映画賞!

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受賞の喜びを語るリー・アイザック・チョン監督
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『ウォーキング・デッド』シリーズのスティーヴン・ユァンが主演をつとめる映画『ミナリ』が、ゴールデングローブ賞授賞式で外国語映画賞を受賞したことが分かった。リー・アイザック・チョン監督の喜びのコメントも到着している。

ウォーキング・デッドのスティーヴン・ユァン主演! 『ミナリ』がアカデミー賞最有力に

リー・アイザック・チョン監督、娘を抱いて受賞喜ぶ「本作を作ったきっかけはこの子」

本作は、『ムーンライト』(16年)や『レディ・バード』(17年)など作家性の強い作品で今やオスカーの常連となった映画製作会社「A24」と、ブラッド・ピットの「PLAN B」がタッグを組んだファミリー映画。1980年代、農業で成功することを夢見てアメリカ南部のアーカンソー州に移住してきた韓国人一家を描く。

父親・ジェイコブ役は『ウォーキング・デッド』シリーズのスティーヴン・ユァン。監督は、米国有力映画メディア「インディワイヤー」で2020年に「今年最高の監督10人」に、デヴィッド・フィンチャーやスパイク・リーらとともに選ばれたリー・アイザック・チョン。新海誠監督の『君の名は。』のハリウッド実写版の監督として抜擢された注目の新鋭だ。

史上初のリモート開催となった授賞式に出席したリー監督は「本作を作ったきっかけはこの子です」と愛娘を抱き上げて「『ミナリ』は家族の物語です。彼らは、自分たちの言葉でつながろうとします。それは、どんなアメリカの言葉やほかの外国の言語よりも深いところにあります。それは心の言葉です。私もこの言葉を学び、特に今年はお互いにこの“愛の言葉”で通じ合えることを願っています」とコメントした。

愛娘を抱いてコメントするリー監督の写真はこちら!

また、本作はリー監督の両親が移民一世として韓国からアメリカへ移住し、一家が苦労して農業で生計を立てた過去を背景にして描かれている半自伝的作品。リー監督は「厄介な側面も含めて、家族というものが自分にとっていかに大切かを、幼い娘に語り継ぎたいと強く感じたときに、本作を着想した」と語った。

ゴールデングローブ賞では昨年、ポン・ジュノ監督の映画『パラサイト 半地下の家族』(19年)が韓国映画として初めて外国語映画賞を受賞したこともあり、『ミナリ』もアカデミー賞への期待が高まっている。

映画『ミナリ』は3月19日より全国公開。

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