女優の大竹しのぶが、お笑い芸人の明石家さんまが企画・プロデュースする劇場アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』で主人公・肉子ちゃんのボイスキャストをつとめることが明らかになった。あわせて特報も解禁されている。
花江夏樹、明石家さんまプロデュースの劇場アニメでメインキャストつとめる
明石家さんま、大竹しのぶに感謝「受けてくれてありがたい。頼りにしております」
本作は、第152回直木賞を受賞した西加奈子の累計発行部数35万部超の同名小説を原作とするハートフルコメディ。漁港の船に住む共通点なしの母娘・肉子ちゃんとキクコの秘密がつなぐ奇跡を描く。
パワフルな主人公・肉子ちゃんの声を担当するのは、『風立ちぬ』(13年)、『インサイド・ヘッド』(15年)、『メアリと魔女の花』(17年)などでもボイスキャストをつとめた大竹しのぶ。
恋愛では失敗だらけの人生だけど、生まれつきのポジティブな性格で、周囲をハッピーにする才能にあふれる肉子ちゃんは、原作の冒頭でも「池乃めだかとトム・クルーズと同じ7月3日生まれ」と説明があり、肉子ちゃんと大竹は“蟹座のA型”というまさかの共通点もある。
初公開となった特報映像には、カモメの鳴き声が聞こえる漁港に浮かぶ船で娘のキクコが「私と肉子ちゃんは、ちょっと訳ありで漁港の船で暮らしている」と語るシーンからはじまり、大竹しのぶが演じる母・肉子ちゃんが「朝やで、キクリン! 学校食べて、ゴハン行かなっ!」と言い間違えをしながら慌てて着替えるシーンや、嬉しそうにチョココロネをもつ食いしん坊な肉子ちゃんの姿が映し出される。映像ラストには、バス停の看板に張りつくヤモリから「見てや!」と一言も。
さんまは大竹をキャスティンスした経緯について「共同プロデューサーたちが大竹しのぶさんを肉子ちゃん役で推薦してきたので、それならオファーしてみてくださいと。そしたら大竹さんから『(さんまが)どうしても私に演ってほしいって言ったんでしょ』と言われたけど、それは言ってない(笑)。仕事としてお願いするからには正式なルートで依頼してねと伝えたんです」と説明。「受けてくれてありがたい。頼りにしております」と感謝した。
一方大竹は「プロデューサーであるさんまさんは、本当に人が笑っている顔を見るのが好きなんだなぁとしみじみ思いました。だから、この映画を作ったんだなと。そこを壊さないよう、みんなにきちんと幸せを届けられるようがんばります」と抱負を語っている。
アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』は6月11日より全国公開。
【コメント全文】
・明石家さんま:企画・プロデュース
共同プロデューサーたちが大竹しのぶさんを肉子ちゃん役で推薦してきたので、それならオファーしてみてくださいと。そしたら大竹さんから「(さんまさんが)どうしても私に演ってほしいって言ったんでしょ」と言われたけど、それは言ってない(笑)。仕事としてお願いするからには正式なルートで依頼してねと伝えたんです。
渡辺監督も肉子ちゃんと大竹さんがパチンときたとおしゃっていて、肉子ちゃん役が一番最初に決まった。
(今回オファーを)受けてくれてありがたい。頼りにしております。
・大竹しのぶ:肉子ちゃん(ボイスキャスト)
原作を読み、笑って泣いて。映像を見て、またさらに笑って、泣けて。
大変なときも、大変なことも「ガハハ」と笑って受け止めちゃう肉子ちゃんを尊敬します。
プロデューサーであるさんまさんは、本当に人が笑っている顔を見るのが好きなんだなぁとしみじみ思いました。だから、この映画を作ったんだなと。そこを壊さないよう、みんなにきちんと幸せを届けられるようがんばります。
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