「小説の中で大恋愛したかった」と中島健人
発行部数50万部を超える宇山佳佑の恋愛小説を映画化した『桜のような僕の恋人』が来年2022年の公開に向けて制作を開始。主演を中島健人、相手役を松本穂香が務めることがわかった。
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「小説の中で大恋愛がしたい」と書店巡りをしていて運命的に出会った原作に大号泣したという中島は、かねてからその映像化を熱望していた。主演のオファーには、「震えるような感動と同時に、ずっしりと重い責任を感じました。渡された脚本、一文字一文字が桜の花びらのようにとても綺麗で……」と感銘を受けた様子。
一方の松本も、「読む度に、脚本全体に溢れている温かさを感じ、胸がいっぱいになりました。この物語は他人事ではなく、生きている私たちひとりひとりの物語だと感じています」と、脚本の素晴らしさを讃えた。
本作でメガホンをとる深川栄洋監督は、東日本大震災が起きた2011年公開の『神様のカルテ』で苦楽を共にしたプロデューサーとの再びタッグを組むことに縁を感じた様子。「映画やドラマは、直接、人の命を助けることはできません。しかし、傷ついた人々や疲れた心を癒すことが出来るのではないかと、あの年に学びました」と語り、本作品がただの純愛作品ではなく、運命に立ち向かうスピリットを持って描きたいという意欲を示した。
不治の病に冒された恋人を想い、出した結論とは?
物語は、主人公の晴人(中島)が美容師の美咲(松本)に恋をし、勇気を出してデートに誘うところから始まる。目標に向かって努力する美咲に相応しい人間になるべく、諦めかけていたカメラマンの夢を叶ようと再びカメラと向き合う。しかし美咲は「人の何十倍も早く老いていく」という難病を発症。好きな人と同じ速度で歳月を重ねることができない現実を前に、晴人と美咲が出した “二人の歩み方”とは……。
儚くも美しい恋を描く映画『桜のような僕の恋人』は、来年2022年、Netflixで全世界独占配信される。
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