壁掛け、天井付け自由自在! ホームシアターにぴったりの卵形スピーカーがMK3化
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狭小にもベストマッチ。ホームシアターにぴったりのエッグシェル・スピーカーの定番がMK3化
映画館だけでなく家庭でも本格的なサウンドで映画を楽しみたいと思っても、「埋め込みスピーカーを設置するために天井に穴を開けるのはムリ」、「ウチは部屋が狭くてスピーカーを床置きできない」といった理由で、ホームシアターに二の足を踏んでいる人も多いだろう。しかしそんな悩みに正面から答えてくれるのが、このECLIPSE(イクリプス)スピーカー。ホームシアターからプロオーディオに至るまで絶大な信頼を得ているエッグシェル(卵形)スピーカーのスタンダードモデル、TD307MK3(2万7500円・税込)が4月1日に発売される。また、TD307MK3を5本とサブウーファーTD316SWMK2のサラウンドパッケージ(24万7500円・税込)も同時発売される。
・リビングシアターに好適! 間取りに合わせ柔軟にレイアウトできるソファとオットマン登場
ECLIPSEスピーカーは、高音域から低音域までの全帯域を1つのユニットで再生するフルレンジ型スピーカー。これにより、ユニットが複数あることで音源が複数となる2ウェイ、3ウェイスピーカーと異なり、高音域から低音域まで正確に同じタイミングで1点から発音することができる(点音源)。
また、この卵形にも意味がある。箱形のスピーカーと異なり、スピーカーボックスの正面や側面に音の波が反射(音の回折)して乱れるのを防止しているのだ。
決して見た目に由来しないこの卵形ないし目玉型は、クリアで臨場感のあるサウンドを実現するための手段。複数のスピーカーを置き、そこから飛び出す音を直接体で浴びるのが醍醐味であるホームシアターに好適なスピーカーシステムと言われるゆえんだ。
新素材と新機構を採用したMK3は、音質と設置性の両面でさらに成熟
今回、MK2AからMK3へモデルチェンジするにあたり、振動板をペーパーコーンからグラスファイバーに変更した。軽くて強度のある振動板を採用することで、不要な共振が少なくなり、より瞬発力が向上。とくにノイズの低下がめざましく、ヴォーカルがよりクリアになっている。また、卵形エンクロージャーのサイズアップと磁気回路の改良によって、低音域を20Hz拡大。無理なく再生できるようになった。耐入力も0.5Wアップしたほか、高音域から低音域までまんべんなくアンプの入力にスムーズに対応できる余力を備えた(リニアリティ向上)。
そして、ECLIPSEスピーカーのもう一つの特長は、デスクトップでの使用のほか、専用の金具を用意することなく壁掛けや天井付けに対応する柔軟性を持ち合わせていることにある。
スピーカーを支えるアーム部分は360度回転する上、仰角30度、俯角25度の範囲で調整の上、固定が可能(壁掛けの場合は、0度から90度)。ちなみに、今回MK2Aからの進化点として、段階的な角度調整ボルトでの調整から六角ボルト1本での自由な調整へと変更になっている。ホームシアターを構築しようとするユーザーやカスタムインストーラーに配慮され、より魅力的な製品となっている。
「ウチは狭いから、スピーカーなんて置けない……」と思い込んでいるアナタにこそ、ぜひ選び取ってほしい。TD316SWMK2の重低音と、TD307MK3音のビームを体で浴びながら見る映画は、ホントに楽しいですよ!(文:fy7d)
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