東京舞台のSFコミック映画化も監督
今年10月に全米公開予定の『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』のキャリー・ジョージ・フクナガ監督が、未来の東京を舞台にしたSFコミック「Tokyo Ghost」を映画化することが決まった。
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「Tokyo Ghost」は2015年に発表されたリック・リメンダーとショーン・ゴードン・マーフィ原作のコミック・シリーズ。人類が現実逃避としてテクノロジーに完全依存してしまった2089年が舞台。平和維持活動家のデビー・ディケイとレッド・デントが、地球上で最後に残されたテクノロジー支配のない国、“庭園国家”のトーキョーへ送り込まれるというストーリー。
『IT/イット“それ”が見えたら、終わり。』のジョン・シルク、フクナガの製作会社「Parliament of Owls」のヘイデン・ローテンバックと共にフクナガも共同製作も務め、原作者のリメンダーが脚色を務める。
クリストファー・ノーラン監督作品や『ゴジラvsコング』などを手がけるレジェンダリー社がフクナガとの契約を締結したという。
スピルバーグ製作の戦争ドラマも手がける予定
フクナガがアメリカ人監督として初めて『007』シリーズを手がけ、ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じる最後の作品となる『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』は本来、昨年2月に全世界公開を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大を受けて4月に延期。その後11月に、さらに2021年4月に延期されたが、パンデミックが収束しない中、今年1月には10月へ公開を延期することが決定した。
日系アメリカ人のフクナガはこのほかに、トム・ハンクスとスティーヴン・スピルバーグが製作する第二世界大戦を描く戦争ドラマ・シリーズ『Masters of the Air(原題)』の第1話〜3話の監督、広島への原爆投下までを追ったノンフィクション「Shockwave: Countdown to Hiroshima(原題)」を『恋に落ちたシェイクスピア』でアカデミー脚本賞を受賞したトム・ストッパードが脚色する作品の監督も務める予定。
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