小さい頃の夢はサッカー選手、俳優を志し宮城県から上京
隣町と戦争を続ける兵隊たちの日々を、ユーモアと風刺を込めて描く映画『きまじめ楽隊のぼんやり戦争』が先週末に公開。ムビコレでは本作で映画初主演を飾った前原滉のインタビューを掲載中だ。
舞台となる津平町は、一本の川を隔てた太原町と、朝9時から夕方5時まで規則正しく戦争をしている。住民に川の向こう側をよく知る人はいない。マジメな兵隊・露木はある日、音楽隊に異動を命じられる。偶然出会った向こう岸から聞こえてくる音楽に、なぜだか心惹かれていく露木。そんな中、町では「新部隊と新兵器がやってくる」との噂が広まり……。
津平町の住民役には石橋蓮司や竹中直人のほか、橋本マナミ、矢部太郎、片桐はいり、嶋田久作など個性派キャストが集結。監督の池田暁が、オフビートな笑いと“池田ワールド”とでも言うべき独特の世界観に観客を誘う本作で、前原はドライにさえ見えるマジメな兵隊・露木の心の機微を丁寧に表現。からくり人形のようなキャラクターを見事に演じ切った。
前原の小さい頃の夢はサッカー選手で、中学ではサッカー部の部長を務めたほど。母に連れられて見に行った舞台で俳優の仕事に興味を持ち、宮城県から上京。『あゝ、荒野』(17年)で業界内から注目を集め、NHK連続テレビ小説『まんぷく』(18年)、『いだてん~東京オリムピック噺~』(19年)など話題作に出演。映画化が発表された人気ドラマ『あなたの番です』(19年)の管理人役で認知した視聴者も多いだろう。
映画初主演について「主演という言葉がまず嬉しかったです。ただ、周りが素晴らしい俳優さんばかりなので、主演らしいことは何もしてないです」と謙虚に語る前原。一番印象に残っているシーンは「最後のトランペットのシーンです。撮影から2年ほど経ちますが、今でもハッキリと、露木として演じながら感じたその景色を覚えています」。
『きまじめ楽隊のぼんやり戦争』前原滉インタビュー全文はこちら!
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