女優の瀧内公美が4月3日、都内で実施された主演映画『裏アカ』の公開記念舞台挨拶に加藤卓哉監督とともに登壇。撮影の舞台裏などを語った。
瀧内公美&加藤監督『裏アカ』舞台裏を語る
本作は、木村大作、降旗康男、原田眞人、成島出ら日本を代表する数々の名監督の下で助監督をつとめてきた加藤監督が、TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2015で準グランプリを受賞した企画をベースに、長編監督デビューを飾った。SNSの裏アカウントを通して出会う伊藤真知子(瀧内)と年下の男“ゆーと”(神尾楓珠)の姿を通し、現代に生きる者が抱える葛藤や欲望渦巻く人間ドラマを描く。
出演理由について瀧内は「真知子のキャラクターは自分自身とかけ離れていたし、SNSを活用していない人間だったのですが、監督ご一緒してみたいと言ってくれたこと、オリジナル脚本であったことなどもあり挑戦させていただきました」とコメント。
撮影で印象に残っていることは「監督とたくさんディスカッションしたことですね。撮影時間は13日間だったのですが、準備期間の方が長かったので監督と過ごした時間がすべて濃厚でした。あと本作は監督が助監督時代の仲間と一緒に進んでいったみたいな感じでしたね。みんなが監督と真摯に向き合って、アイディアを出す人がいっぱいいましたね(笑)」と話すと、加藤監督は「ガラスに表の真知子が映るシーンの絵コンテを書いたら、みんなにつまらないと言われまして(笑)。何度も書きなおしたなんてこともありましたけど、色んな意見の中から贅沢に選ばせていただけてありがたかったです」と語り、会場の笑いを誘った。
瀧内と加藤監督の2人は、居酒屋でのシーンが思い出深かったとのこと。瀧内が「先輩方が自由なお芝居をするシーンだったので、その場その場で反応しなくてはいけないので大変でしたね。あと、木村大作さんがカメラを撮ってくださったシーンでもありました。途中からいろんな激が飛んで、誰が監督がわからなくなるくらいでしたね(笑)」と明かすと、監督も「木村さんはいつもしゃべらない人なのですが、現場に入って調子も上がってきて、神尾くんにも『こっちを見て演技して!』とか言い始めて。神尾くんもびっくりしてましたね(笑)」と話し、会場は笑いの渦に。
また、作品のテーマでもある「裏アカウント」を持っていたらどんなことを呟きたいか聞かれると、瀧内は「フレンチブルドックが大好きなので、それをずっと見ていたい(笑)。でも結局仕事の愚痴になっちゃうよね…」と答えていた。
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