木村文乃が意識したのは、あだち充の南ちゃん!?
松山ケンイチ主演の映画『BLUE/ブルー』が全国公開となる4月9日を目前に控え、キャストと監督の「公開直前スペシャル鼎談」が公開された。
・『BLUE/ブルー』松山ケンイチ インタビュー 2年間ジム通いしてボクサー役作り「説得力のあるシーンにと考えていた」
動画は前編と後編の2本立て。
前編では、松山ケンイチ、木村文乃、吉田恵輔監督の3人が、初めて脚本を読んだ時の印象や、作中で描かれる主人公の瓜田(松山)とその幼なじみ・千佳(木村)の関係性等について語る。
松山は瓜田に、勝つことが最終目標ではなく、負けることから得られるものがあると考えている“オトナ”な側面を感じるという。それを象徴するような最後にシャドーしている美しい瓜田に注目したい。
また、本作の見どころの1つである瓜田と千佳、瓜田の友人かつライバルでもある小川(東出昌大)の三角関係についても話が及んだ。
幼なじみという存在について、「小さいときから一緒にいるから、もはや家族同然の、居て当たり前の存在」と木村が表現すると、吉田監督が「自分の中にある“あだち充感”を出したかった」と狙いを語る。すると、松山は取って付けたように「僕も“あだち充感”を出せたと思います」と爆笑を誘い、木村も「私も、みんな大好き南ちゃんを意識しました」と応じた(https://youtu.be/tBwNxIVCqDU)。
一方の後編は、松山、東出、柄本時生のボクサー役3人が、それぞれが演じたキャラクターやお気に入りのシーンなどについて和気あいあいと語り合う。『聖の青春』以来5年ぶりとなる共演とあって、始めから互いを信頼しあい演技を楽しめたという3人の特別な絆が浮かび上がる。
負けているくせにどこかでっかい男・瓜田の人柄や、日本語では表現できない非言語の部分を完成した映像から感じたと松山が語れば、東出は、曇りの日に晴れ間がたまにのぞく多摩川河川敷の日常みたいな、人生捨てたもんじゃないといった作品だと評した(https://youtu.be/bQU8TcovJfc)。
報われなくても努力し続けるすべての人に贈る
本作品は、成功が約束されていなくとも努力を尽くす挑戦者たちの熱い生き様を描く。
誰よりもボクシングを愛する瓜田は、どれだけ努力しても負け続き。一方、ライバルで後輩の小川は、抜群の才能とセンスで日本チャンピオン目前まで上り詰め、瓜田の幼馴染である千佳との結婚を控えていた。千佳は瓜田にとって初恋の人であり、この世界へ導いてくれた人。強さも恋も、瓜田が欲しかった物は全部小川に奪われた。それでも瓜田は、ひたむきに努力して夢へと挑戦し続ける。しかし、ある出来事をきっかけに、瓜田は抱え続けてきた想いを2人の前で吐露し、彼らの関係が変わり始める……。
映画『BLUE/ブルー』は4月9日に全国公開される。
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