斎藤工と上野樹里が男女入れ替わり!
坂井恵理の原作コミックを実写化した『ヒヤマケンタロウの妊娠』が、2022年に配信を開始することがわかった。
・Hulu新作オムニバス『息をひそめて』夏帆、安達祐実、斎藤工らが出演!
主演の斎藤工は、思いがけない「妊娠」をきっかけに、体調だけでなく、仕事や家族のほか、社会や自分自身にも変化が訪れる桧山健太郎役を演じる。
斎藤は、原作コミックスのあまりのリアリティに驚嘆。「何事にも多様性が求められている昨今、男女の入れ替わりを描く本作は、古き悪しき常識に対する新時代のアンチテーゼになる可能性を秘めている気がしています」と本作について話す。
また、桧山のパートナーで、実家からの結婚へのプレッシャーをものともせず、仕事でキャリアを重ねるために日々忙しく生きるフリーライター兼エディターのヒロイン、瀬戸亜季役には、上野樹里。
上野は、自身の役柄を演じるにあたり、「亜季の抱く、家族や家庭に対するネガティブな概念への葛藤や、1人の女性として自由でありたいと願う価値観に変化が生じたりと、桧山と共に成長していくキャラクターを楽しんで演じたい。ジェンダーやマイノリティ、LGBTQなどへの理解を深めるきっかけとなる作品になれたら」と語る。
監督は、箱田優子と菊地健雄。箱田はCMディレクターとして活躍し、長編デビュー作『ブルーアワーにぶっ飛ばす』で上海国際映画祭アジア新人部門・最優秀監督賞を受賞。菊地は『ディアーディアー』で長編デビューし、『ハローグッバイ』、『望郷』で第9回TAMA映画賞最優秀新進監督賞とおおさかシネマフェスティバル2018新人監督賞を受賞している。
脚本は、『全裸監督』シリーズ、『新聞記者』などでおなじみの山田能龍をはじめ、『あのこは貴族』の岨手由貴子、『ミセス・ノイズィ』の天野千尋の今話題の3名が担当している。
原作の坂井は、今回のドラマ化について、「世界からすっかり男尊女卑の国というイメージで見られてしまっている日本も、少しずつ変わってきているのを感じます。斎藤さん演じる健太郎、上野さん演じる亜季、箱田監督・菊地監督が撮る『ヒヤマケンタロウの妊娠』を、いち視聴者としてとても楽しみにしています」と期待を寄せている。
男女逆転生活コメディの根底に横たわる社会の問題露わに
本作品は、「もし男性が妊娠したら?」をテーマに、男女の逆転生活やギャップをコミカルに描きながら、妊娠をきっかけに今まで見えなかった社会に潜む様々な問題に直面した主人公が、奮闘しながらも徐々に周囲の人と自分自身を変えていく姿を描いた成長の物語だ。
舞台は、男性が妊娠・出産するようになった世界。広告代理店の第一線で仕事をバリバリこなすハイスペック男子の桧山は、ある日突然、自分が妊娠していることを知る。パートナーの瀬戸も、自分が親になることは考えていなかったため、想定外の出来事に最初は戸惑う。妊娠を告げた日から社内や社会から向けられる眼差し、妊婦が体験する苦労に「妊夫」桧山と共に亜季も直面。2人は「産むか、産まないか」の決断を迫られることに。果たしてその先にあるものとは……。
『ヒヤマケンタロウの妊娠』は2022年にNetflixで全世界に配信される。
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