権力を振りかざすセレブを待ち受けるのは…？傲慢すぎるパワハラ男に降りかかる悲劇

#イギリス #グリードファストファッション帝国の真実 #セレブ #ピクシー・ロット #マイケル・ウィンターボトム #モンティ・パイソン #映画 #映画好きな人と繋がりたい #格差 2021.04.08

私利私欲のために権力を振りかざすセレブを待ち受けるのは……？

カネと欲にまみれたセレブの裏側をむき出しにするブラックコメディ映画『グリードファストファッション帝国の真実』が6月18日に公開。このたび、ポスタービジュアルと予告編が公開された。

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この日本版ポスターでは、ドヤ顔でランウェイを闊歩するリチャードをオーディエンスが拍手で迎えている。しかしよく見ると、観客に笑顔は無い。誰もが羨む成功者だと思っているのは当の本人だけ、という痛烈な風刺を込めたビジュアルとなっている。

また、予告編も秀逸だ。富の象徴である日焼けした肌と不自然なまでに輝く白い歯を見せつけるリチャード・マクリディが登場、ファストファッション業界の頂点に君臨しながら「服は金の卵を産むガチョウだ」と言い放つ。

彼の元妻も「彼は駆け引きが好きなの」と評する通り、リチャードにとって大切なのはファッションへの愛ではなく、ただひたすらに“カネ”。発展途上国の下請けには限界を超える低予算でゴリ押ししながら、部下にはパワハラ三昧。まさに、最低最悪な経営者の日常が映し出される。

続いてリチャード一行は、自身の還暦パーティを盛大に開催するためにギリシャ・ミコノス島を訪れる。パーティ演出用に本物のライオンまで用意して、超ド派手にショーアップされた宴が開催するかと思いきや、招待したセレブリティたちからは総スカン。急いでソックリさんを集めるなど、雲行きが怪しくなっていく。「欲張り卿」「インチキ卿」などと呼ばれながらも「俺はなにも恐れない」とうそぶくリチャードだったが、悲劇はもうすぐそこまで迫っていた！

本作は、公開時、イギリスのセレブリティと親交が深い鬼才のマイケル・ウィンターボトムが監督した作品ということで、数々の俳優やアーティストがカメオ出演していることでも話題となった。この予告編でも、イギリスの人気歌手でプラチナディスク受賞歴もあるピクシー・ロットが、リチャードの誕生パーティで歌う姿が映っている。

現代版“裸の王様”！傲慢な王・リチャードと側近たちの不協和音

本作品は、ギリシャ・ミコノス島を舞台に、ファストファッションのブランド経営で財を成したリチャード・マクリディ（スティーヴ・クーガン）の栄光と没落を、彼の還暦祝いパーティを通じて描く。

リチャードの元妻サマンサ（アイラ・フィッシャー）、息子のフィン（エイサ・バターフィールド）、マクリディの母マーガレット（シャーリー・ヘンダーソン）を始めとする一家が集結し、パーティの準備が進められていく。折しも、イギリス当局から脱税疑惑や縫製工場の労働問題を追及されたリチャードは、ド派手にショーアップされたこのイベントで、かつての威光を取り戻そうと目論む。しかし、湯水のように金を使い、傲慢に振る舞うリチャードと、家族や部下、伝記作家との間には不協和音が生じ……。