『ミッドナイトスワン』内田英治監督、今度は小沢仁志とタッグ! 極道と合唱を組み合わせた異色作

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非道のうさぎ
(C)2021 東映ビデオ

小沢仁志がウサギさんに!? 極道×合唱の新感覚Vシネマ誕生!

極道というジャンルに合唱のエッセンスを加えた新感覚のVシネマ的作品『列島制覇−非道のうさぎ−』が、4月16日より配信を開始。このたび、本ビジュアルと本予告が公開された。

・映画『列島制覇ー非道のうさぎ』予告編

公開された本ビジュアルは、強面が勢揃いした極道ver.と、蝶ネクタイ姿のポップな合唱団ver.の2つをあわせたもの。極道の道を邁進しつつ、合唱とも真剣に向き合う小沢仁志演じる宇佐木の二面性を表現している。

そして本予告動画は、宇佐木が「アメージング・グレース」を歌いながら、15年の刑期を終えて出所するシーンからスタートする。戻るや否や組長に抜擢され、強面のメンバーが続々登場して顔を揃えると、笹野高史演じる業界のドン・森修蔵が「久しぶりに戦争だ!」と高らかに声を上げ、一気に緊張感が高まる。

ところが突然、場面は合唱シーンに。「兎追いしかの山〜」と穏やかな合唱曲「故郷」を揃いの衣装で歌ったり、元銭湯の事務所等でコワモテの男2人が練習するなど、ほのぼのとしたシーンが映し出される。

後半は再び最凶最悪のヤクザとしての宇佐木が、出演者でもある新羅慎二が歌う「故郷 列島制覇 Ver.」に乗せて登場。個性豊かで豪華なキャスト13名が一人ずつ紹介される。

小沢仁志ら強面メンバーのほか、真飛聖や萬田久子ら豪華キャスト

本作品は、『ミッドナイトスワン』で日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した内田英治監督が、「いつかVシネマ的な作品を撮りたかった」という自身の夢を実現させた新感覚作品だ。

「非道のうさぎ」と恐れられた宇佐木(小沢)が出所するところから物語はスタート。水口組の片岡(新羅)の出迎えを受けた宇佐木は、組長の水口(でんでん)から青洲会系水口組傘下で宇佐木組を立ち上げるよう命じられる。

刑務所で知り合った大林拓海(吉村界人)を舎弟とし、やまびこ商店街の潰れた風呂屋に「宇佐木商事」の看板を出すことに。しかし、当の宇佐木は、長い刑務所生活で合唱の魅力に憑りつかれていた!

ある日宇佐木は、舎弟の拓海と事務所で合唱の練習していたところを、商店街の合唱団の指導者である赤池みゆき(真飛聖)に目撃され、そのまま合唱団入り。ヤクザ稼業の傍ら、青洲会組員の千葉(小柳友)やチンピラの牛久保(渡部龍平)を新たに合唱団に誘い、練習に精を出す。

やがて抗争が激化し、裏切りにあった宇佐木と片岡は窮地に陥るが、関西の大組織・江南組の姉御である蒼井麗華(萬田久子)が登場し、風向きが変わっていく……。

『列島制覇−非道のうさぎ−』は4月16日よりU-NEXTで配信を開始する。