コロナ禍でデビューが遅れたグループが続々登場
この春もK-POP界は活況。昨年コロナ禍でデビューが遅れ、事実上今年デビュー扱いとなったチームは、早くも2回目のカムバック(新曲をひっさげてプロモーション活動に戻ること)に突入。一方、この春にデビュー曲を発表して今年新たなスタートを切ったチームもある。
・3曲目で3000万ビュー突破ブレイクの予感! 毎週会いたいK-POPガールズグループのココに注目
その中の1つ、大型新人のTRI.BE(トライビー)を紹介する。
最も完璧な形と言われる三角形「triangle」と存在を表す「be」で「完全な存在」を表している。シグネチャーマークも三角を模っている。
所属事務所は、ライオンハートエンタテインメント。メンバーは、韓国出身4人(ソンスン、ジンハ、ヒョンビン、ソウン)、台湾出身2人(ケリー、ジア)、日本出身1人(ミレ)の7人組で、今年の2月にデビューした。
デビューシングルアルバム「TRI.BE Da Loca」のタイトル曲「DOOM DOOM TA」は、TRI.BEの名の由来通り、「私は私」と完璧な存在である自己愛にあふれたガールクラッシュな魅力を放つ。公式YouTubeのミュージックビデオは、再生回数が56万ビューを超えている。
プロデュースは、BEAST、4Minuteのほか、EXID、T-ARA、Apinkなどに多数の曲を提供するS.Tiger(新沙洞の虎)。近未来的なハウスサウンドにダンスの要素を加えたノリのいい曲で、強烈なパフォーマンスが映える。
ヒップシェイクしながらのワイパーダンスで始まり、ポイントダンスはジャンプしてからのキック。躍動感あふれるパフォーマンスを披露する。
ダンス優勝経験をひっさげ韓国デビューしたミレ
注目は日本人として1人頑張っているミレ。2006年3月26日生まれで、15歳になったばかり!
グループのマンネ(末っ子)でありながらメインダンサーの彼女は、日本のダンス大会での優勝経験をひっさげて中学生で渡韓し、デビューを勝ち取った。いつも明るく得意のロックダンスをこなし、歌番組『SHOW CHAMPION』の輪投げでは意外な実力を発揮、明るい笑顔でTRI.BEをアピールしていた。
コロナ禍でデビュー機会が遅れた彼女たち。「練習に1年掛けたのでフリを間違えることはないと思いますが、カメラを探すのが大変」と、初めての歌番組『M COUNTDOWN』出演時に息を切らしながら語っていたのが印象的だ。
リーダーのソンソンも、普段はハムスターと呼ばれ愛嬌豊かだが、パフォーマンスでは歌のイメージに合った表情作りに努めていた。マイクがズレやすいのでどう調整するか、ズボンが破けたり色々なトラブルを乗り越えつつ、そんな苦労を感じさせない見事なパフォーマンスで初出演を乗り切っていた。
グローバルな活躍が約束。日本進出の道筋も
そんなTRI.BEだが、公式デビュー直後にすぐさまアメリカのリパブリック・レコードと契約するという快挙を達成した(https://www.republicrecords.com/artists/tribe)。リパブリック・レコードは、ユニバーサルミュージック傘下のレコード会社で、アリアナ・グランデ、テイラー・スウィフトらが所属する。K-POP界では、(G)-IDLEやTWICE、TOMORROW X TOGETHERといったビックネームが並び、グローバルな活躍が約束されたようなものだ。
また、3月には日本公式サイト(https://tribeofficial.jp)に続き、日本公式Twitterも開設され、UNIVERSAL MUSIC STOREからもデビューシングルが発売(輸入盤、4月19日出荷)。公式ファンネームも「TRUE」と決まり、本格的に日本でもTRI.BEを迎える準備が整った。コロナ明けのミレ率いるTRI.BEの逆輸入ライブが楽しみだ。(文:fy7d)
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