2018年に劇場公開されて話題を呼んだ映画『カメラを止めるな!』が、『Final Cut』 というインターナショナルタイトルで映画化されることが分かった。アカデミー賞受賞監督ミシェル・アザナヴィシウスが手がけ、4月19日よりフランスのパリ郊外で撮影が開始した。
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『カメ止め』をアカデミー賞監督ミシェル・アザナヴィシウスがリメイク!
『カメラを止めるな!』は上田慎一郎監督の劇場長編デビュー作。2018年に都内2館公開から始まるも人気を呼び、最終的には公開館数350館以上、動員数220万人を超え、興行収入は31億円を突破した。
その人気は世界でも注目され、“ONE CUT OF THE DEAD”という英題で海外公開された。フランスでは、フランス最大の日本映画祭「KINOTAYO(キノタヨ)現代日本映画祭」でオープニング作品として上映されて大ウケ。観客投票で決定される最高賞“ソレイユ・ドール”を受賞し、2019 年3月からは劇場公開もされて話題を呼んだ。
今回のリメイク版『Final Cut』で監督をつとめるミシェル・アザナヴィシウスは、監督・脚本・編集を手がけた白黒のサイレント作品『アーティスト』(11年)で2012年の第84回アカデミー賞作品賞、監督賞を始めとする5部門を獲得した、フランス映画界を代表する監督。
出演者には『真夜中のピアニスト』(05年)や『ムード・インディゴ うたかたの日々』(13年)などで知られる人気俳優ロマン・デュリス、『アーティスト』でセザール賞主演女優賞受賞、アカデミー賞助演女優賞にノミネート、アスガー・ファルハディ監督作『ある過去の行方』(14年)ではカンヌ国際映画祭女優賞を受賞したベレニス・ベジョをはじめ、グレゴリー・ガドゥボワ、フィネガン・オールドフィールド、マチルダ・ルッツらが名を連ねる。
上田監督は「今から楽しみでなりません。カメ止めは『ものづくりの楽しさ』を描いた映画でもあります。創り手の皆さん自身がものづくりを思いっきり楽しんで撮影して頂ければ嬉しいなと思います」と心境を述べている。
ミシェル監督も「『Final Cut』の撮影開始に本当にワクワクしています。オリジナル作品の素晴らしいコンセプト、夢のような出演者たち、そして陽気でやる気満々のスタッフが揃って、この愛すべき映画を作れることに興奮しています」と話している。
『カメラを止めるな!』が、フランスの地でどのように生まれ変わるのか。続報にも注目だ。
『Final Cut』は、日本で2022年公開予定。
■上田慎一郎監督コメント全文
話を聞いたのは去年の秋頃でした。フランス版リメイク!? 監督は『アーティスト』のミ、ミシェル・アザナヴィシウス監督!? ワクワクが止まりませんでした。脚本を読んでワクワクは更に増しました。アイツはこんなキャラになるんだ! あの台詞こう変わるんだ! うお、こんな展開も! 大興奮で読みました。
映画は、お国柄や国民性が色濃く出ます。カメ止めが、フランスの地で、フランスの方々によって創られる事でどう生まれ変わるのか? 今から楽しみでなりません。カメ止めは『ものづくりの楽しさ』を描いた映画でもあります。創り手の皆さん自身がものづくりを思いっきり楽しんで撮影して頂ければ嬉しいなと思います。よろしくでーす!
■ミシェル・アザナヴィシウス監督コメント全文
“Final Cut”の撮影開始に本当にワクワクしています。オリジナル作品の素晴らしいコンセプト、夢のような出演者たち、そして陽気でやる気満々のスタッフが揃って、この愛すべき映画を作れることに興奮しています。まさに映画を撮ることについての作品でもありますからね 。
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