髙石あかりと伊澤彩織が元女子高生の殺し屋
阪元裕吾が監督・脚本を担当し、社会不適合な元女子高生の殺し屋コンビ・ちさと&まひろの青春を描いた映画『ベイビーわるきゅーれ』が7月30日に公開される。この度、ポスタービジュアルと特報、場面写真が公開され、W主演の髙石あかりと伊澤彩織からコメントが寄せられた。
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髙石あかりは、舞台「鬼滅の刃」で竈門禰豆子を演じ、今再注目の女優の1人。また、伊澤彩織は、女性スタントアクションの異端児と呼ばれる実力派だ。
ちさと役の髙石は、作品とちさとというキャラクター双方において、二面性によるギャップと違和感をずっと大切にしていたと言い、「ちさとの中には、”ものすごく素直な天真爛漫の彼女”と”どこか達観している彼女”がいて、台本を頂いた時からその対照ははっきり見せたいなと思っていました」と分析。
また、作品にたびたび登場する銃についても、銃を持つ女子2人が不思議と自然に見えるように常に持っていたと言い、「彼女たちの中では日常の一部に”殺し屋”があって、それを非日常としない2人にクスッと笑えたり、少しゾッとしたりと楽しんでいただけるのかなと思います」と役作りに掛けた情熱を覗かせた。
一方、まひろ役の伊澤は、自身とまひろの間にある多くの共通点について触れ、まひろの感情がイメージできたと言う。
また、女性スタントならではの視点として、アクション監督の園村健介の考案した立ち回りを賞賛。「スタントを生業とする私が全力で芝居と向き合い、暴れまくりました。史上最高に難しかったけれど、今までに見たことのないファイトシーンが生み出されたと思います」とコメント。
作品については、「くだらないことで笑って、すぐ愚痴って、おいしいものを食べて生きる彼女たちの何気ない暮らしの中に、いろいろな戦いが起こります。不器用な人たちが成長していく様子をのんびり楽しんで、愛おしく思ってもらえたら嬉しいです」とアピールした。
社会不適合な元女子高生が社会に出て、成長したりしなかったり・・・
本作品は、女子高生殺し屋2人組のちさと&まひろが高校を卒業し、突然、社会への適合を強いられることで巻き起こる騒動を描いた青春映画。
卒業まで組織に委託された人殺し以外、何もしてこなかった彼女たちが社会に出ることとなり、公共料金の支払い、年金、税金、バイトなど、公的業務や人間関係などによって揉まれていく。さらに2人は組織からルームシェアを命じられ、コミュ障のまひろはバイトをそつなくこなすちさとに嫉妬し、2人の仲も徐々に険悪になる。そんな中でも殺し屋の仕事は忙しく、さらにはヤクザから恨みを買って面倒なことに巻き込まれる。そんな2人が、「ああ大人になるって、こういうことなのかなあ」と実感したりしなかったり、成長したりしなかったり……。
『ベイビーわるきゅーれ』は、7月30日より全国公開される。
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