佐々木蔵之介が最強の科学者として対峙
テレビ放送開始から21年目を迎えたドラマ『科捜研の女』の初めて映画化『科捜研の女 -劇場版-』が、9月3日に公開される。このたび、シリーズ史上最強の敵である天才科学者・加賀野亘役として佐々木蔵之介が登場することがわかった。
実は佐々木は、先日公開された特報映像のラストシーンで、大画面を前にシルエットだけ登場! 彼が一体誰なのか、注目が集まっていた。
佐々木は、自身の出身である京都での撮影について、「京都撮影所の皆さんの話している声からも“京都”が感じられて、居心地が良かったです」と喜び、「20年歩んできた歴史がありながらも、決してそれに甘えることはなく、お互いの信頼関係を築いて、自信を持って現場が進行していく力強さを感じました」と『科捜研』のクルーたちを褒め称えた。
また、自身の演じる加賀野教授については、「“未知の細菌”を熱心に研究しているのですが、のめり込むあまり周囲を気にせず突き進んでいるところがある、少しマッドサイエンティスト的な人物」と分析。「科学者役ということで、セリフ量も専門用語の物量も多く、なかなか大変でした」と苦労を明かした。
そんな佐々木との共演した印象について、主人公・榊マリコを演じる沢口靖子は 「撮影の合間は楽しくお話してくれる方ですが、お芝居にスイッチが入るとすごい迫力でした」とその演技力を評価した。
また、マリコと同じ科学者でありながら敵対する加賀野教授との立ち位置の違いについては、「科学に向き合う者同士ではあるけど、見ている先が違う」と説明。2人がぶつかる姿を通じて新しいマリコが明らかになることを予感させるコメントを寄せた。
映画版ならではの世界を股に掛けたミステリー
『科捜研の女』は、京都府警科学捜査研究所(通称:科捜研)の法医研究員・榊マリコを中心に、捜査一課の刑事・土門薫(内藤剛志)や研究員らと共に事件の真相に挑むテレビドラマ。99年の放送開始以来、科学捜査の進化や時代性を取り入れ、20年以上にわたり高視聴率を維持する長寿番組となっている。
この劇場版では、『名探偵コナン』シリーズで知られる櫻井武晴が脚本を担当し、テレビドラマシリーズの魅力はそのままに、映画ならではの仕掛けを張り巡らせたミステリー作品に仕立てられた。
物語は、京都を皮切りに世界中で科学者たちの連続転落事件が発生したことから始まる。物的証拠がなく自殺として処理されていたが、科学者が「助けて」と声を発していたことに違和感を感じたマリコたちは強引に捜査を進めていた。そしてたどり着いたのが、加賀野教授。しかし彼には鉄壁のアリバイがあった。
『科捜研の女 -劇場版-』は9月3日に公開される。
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