ヤンゴン出身のミスコンホルダー、22歳のメイ・ミャット・ノー
【アジアンビューティー】世界のエンタメ界を見るに、次なるトレンドやファッションのホットスポットはきっとアジア! な予感。そこで、元ヘアメイクの美容ライターがファッション&ビューティー的視点からアジア圏の魅力的な女優やモデル、インフルエンサーなどを独断でピックアップ。今回は、今非常に厳しい試練の時を迎えているミャンマー出身のモデル ― 強さと美しさを兼ね備えた若干22歳のメイ・ミャット・ノーにスポットを当ててご紹介します。
・タイのファッションアイコン、チュティモン・ジョンジャルーンスックジンの真似したい小物使い
ミャンマー、ヤンゴン出身の彼女は、2014年にミスアジアパシフィックワールドで優勝したミスコンタイトルホルダーであり、2016年のアジアのネクストトップモデル第4シーズンのファイナリストとしても知られています。
小物使いの妙味に脱帽
シンプルな白のタンクトップも、ドットプリントのスカーフ、サングラス、赤リップをプラスすることで一気にモード感が加速(トップ画像)。どれか一つ欠けてもサマにならない絶妙バランスに脱帽です。それほど気合いを入れてコーディネートしたとも思えないラフなファッションにもかかわらず絵になってしまうあたりは、さすがネクストトップモデルファイナリストといったところ。
この画角ではタンクトップに見えるけれど、実はこれかなりボディコンシャスなミニ丈のワンピース。ワンピース自体はずば抜けたスタイルの持ち主でないととても着こなせないアイテムだけれど、シンプルな服も小物使いやメイクで一気に垢抜けるというお手本のようなショットといえそうです。
自然な血色感を宿す“色っぽメイク”で旬顔に
「肌の内側から自然ににじみでるような“血色感” がメイクのキーポイント」という傾向はまだまだ続きそう。このショットは、まさにそんな血色感メイクの好サンプル。リップはあえてエッジを曖昧にして唇に「色を灯す」感覚で乗せるのが旬顔を作るコツ。口紅ではなく、シアーな発色のリップティントでうるツヤリップに仕上げるのが“今”の気分。カラーはもちろん、自然な血色に近いコーラル系をチョイス!
女優やモデルとして活躍する彼女ですが、今は祖国の有事に積極的に立ち向かって理不尽な政府に対して声を上げています。冒頭の「強さと美しさを兼ね備えた」という表現は、そんな彼女のスタンスを評したものでした。一日も早く、ミャンマーに心患うことなく両手放しでファッションを楽しめる日が来ることを願ってやみません。(文:羽野ハノン/ライター)
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