吉川ひなの「本当の自分を優先できるようになった」赤裸々エッセイ執筆の心境告白

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吉川ひなの
提供:幻冬舎
撮影:ホシナタカスケ
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米ハワイ在住の吉川ひなのが5月13日、エッセイ「私が幸せになるまで」の刊行を記念してオンライン記者会見を実施した。

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吉川ひなの「人生の端から端まで書いた」夫が心配するほどエッセイで赤裸々告白

赤裸々告白した内容が話題を呼び、発売前に重版が3度かかり、会見時点で累計発行部数が5万5000部に達したという同エッセイ。吉川は「当初、私が実践しているライフスタイルやオーガニック、2人目を自宅出産したこと、独特な子育て法について知ってもらいたいと思って書いていました。でも、半分くらい書いてから、私自身の生い立ちや過去を皆さんに知っていただいたほうが良いと思うようになりました。これまで取材を受ける中でも、家族構成や生い立ちについて聞かれる機会はありました。でも、複雑な家庭環境に育ち、芸能のお仕事を始めてからも、両親との問題を解決できていなかったこともあり、曖昧にごまかしてきてしまっていました。なので、私がどのような人間なのか、皆さんにいままで話したことがありませんでした」と説明。「人生観が変わったドキュメンタリーを紹介したり、オーガニックグッズを紹介したりもしています。人生の端から端まで書いてしまったという感じです」とアピール。

また「私自身が夫にインタビューして、それを原稿に反映したものもあります。原稿を読んだ夫は『大丈夫?』と言っていましたが、それくらい、パートナーシップについても赤裸々に描きました。妊娠中、夫と私がどのような感じで、どう過ごしていたのか。女性の方に読んでいただくのもとても嬉しいけれど、男性の方にも読んでもらえたら嬉しいです」とほほ笑んだ。

「本当の自分を優先させられるようになりました」生活の充実ぶり語る

10代で芸能界に入り、ファッションモデルやタレント、女優として活躍した吉川。1999年にビジュアル系バンド「SHAZNA」のボーカルであるIZAMと結婚するも同年に離婚。2年後の2011年に会社経営者と2度目の結婚を果たし、現在は第3子を妊娠中の身だ。

吉川はこれまでの人生を振り返って「今まで、芸能人という職業柄、自分の個性やインパクトは作らなくちゃいけないけど、全部本当のことは言わず、波風を立ててしまう恐れがあることは、それがどんなに自分のこだわりの部分であっても曖昧にしておく癖がついていました。でも、私自身がありのままの自分を受け入れられるようになり、波風を立てないことよりも、本当の自分を優先させられるようになりました。これからの私の発信が表面的なものにならないように、このタイミングで、自分の言葉で語ったこの本を通して、改めて本当の私を知ってもらえる機会があったことをとても嬉しく思っています」と話す。

今後について「同じ未来を思い描く仲間たちとよりよい時代を築いていけるように、これからの人生は、いま世界中で起きてしまっている社会問題や環境汚染から目をそらさず子どもたちの未来が希望であふれるように、世界中が幸せに包まれるように、そんな日を夢見て、自分にできることをしていきたいと思っています」と願いを語った。