オピノイド密輸の実態と政府の癒着を暴く
アメリカで社会問題化している鎮痛剤オピオイドの蔓延による危機を題材にした映画『クライシス』が、8月4日にBlu-rayでリリースされる。
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本作品は、立場の違う3人が、それぞれ決死の覚悟で依存性の高い処方箋鎮痛剤オピオイドの密輸実態の解明と、オピオイドの中毒性を利用しようと企む製薬会社と政府の癒着に迫る物語だ。
1人目は、合成鎮痛剤オピオイド“フェンタニル”の密輸を追う捜査官ジェイク・ケリーで、『君の名前で僕を呼んで』『ナイル殺人事件』『コードネーム U.N.C.L.E.』のアーミー・ハマーが演じる。
2人目は、突然姿を消して亡くなった息子の死の真相を究明し復讐を誓う女性建築家クレア・ライマンで、『LOST』『アントマン』『ホビット』のエヴァンジェリン・リリーが演じる。
3人目は、“非依存性”の鎮痛薬販売を計画する製薬会社と政府の癒着を知りその真実を探る大学教授タイロン・ブラウアー。この役は、『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』でアカデミー賞主演男優賞を受賞し、麻薬と言えば密売組織と内通する麻薬捜査官スタンスフィールドを思い起こさせる『レオン』での演技が印象深いゲイリー・オールドマンが扮する。
さらに、『グリーン・ゾーン』のグレッグ・キニア、『ワイルド・スピード』シリーズのミシェル・ロドリゲス、『美女と野獣』のルーク・エヴァンス、ジョニー・デップとヴァネッサ・パラディの娘でモデルでもあるリリー=ローズ・デップ、ラッパーのキッド・カディ(スコット・メスカディ)、 『TENET テネット』のマーティン・ドノヴァンといった豪華なキャストが競演している。
監督、脚本、製作は、スタンリー・フォスター役で出演もするニコラス・ジャレッキー。彼と共に製作を務めるのは、アカデミー賞作品賞ノミネート『ダラス・バイヤーズクラブ』のカシアン・エルウィズ。製作総指揮には、ゲイリー・オールドマンと、『Mank/マンク』『ウィンストン・ チャーチル ヒトラーから世界を救った男』の製作や『裏切りのサーカス』で製作総指揮を務めたダグラス・アーバンスキー。共同製作総指揮には、アカデミー賞作品賞受賞『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』や同ノミネート『レヴェナント:蘇えりし者』 のジェームズ・W・スコッチドープルが名を連ねている。
『クライシス』は、8月4日にBlu-ray+DVD2枚組4980円(税込)でリリースされる。
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