6月13日に封切られ、週末の興行ランキング1位となった『ターミネーター4』。日本では14日時点で10億2091万円の興行成績を記録。世界累計も1億4110万ドルと好調なこの作品のトークイベントが18日に開催され、カリスマ格闘家の山本KID徳郁が登壇。映画について語った。
人類と機械との壮絶な戦いと共に、主人公ジョン・コナーとその父親カイル・リースにまつわるドラマも主軸となる本作。21日の父の日を前にしていることもあり、「父親」がこの日のテーマに。父親との関係について聞かれた山本は、「もうおじいちゃんになっちゃったけど」と前置きしつつ、「今でもオヤジに勝てる気がしない。この前も『1分あったらお前を殺せる』と言われて驚かされました。5歳の頃からスパルタでレスリングを仕込まれ、サイボーグにされるんじゃないかっていうくらい厳しく、いつも『死ぬ気で行け』としか言われなかった」と厳父との思い出を告白。さらに、「でも、ここまで来れたのはオヤジのおかげ」と感謝しつつ、「いつかオヤジを越えたい」と語っていた。
一方、父親としての自分について聞かれると、「子どもの頃からずっと戦うことばかり教えられてきたから全く自由がなく、誕生日を祝ってもらったことも遊びに連れて行ってもらった記憶もないので、自分の子どもには何でも自由にやらせています」と回答。そして、「オレから子どもにレスリングをやれって言ったことは一度もないけど、結局、オレのことを見ていて自分からレスリングがやりたいと言い出したので、今はレスリングを教えている」とも。だが、ことレスリングに関しては厳しい姿勢で臨んでいるそうで、「やりたいなら100%バックアップする。その代わり、ハンパなことはやらせない」と言ったそうだ。
映画については、「興奮しすぎて思わず声が出ちゃった。映像の迫力がとにかくすごくて、もうこれはヤバいよ」と大絶賛。右腕の刺青についても「ターミネーターが好きだから、この刺青のモチーフは実はロボットを意識しているんだよね。息子もこの刺青が超お気に入りで、刺青をしていいかと聞かれたから、いいよって答えた」と話していた。
さらにこの日のテーマにちなみ、世の父親に向けて「お父さんが夢を持って頑張れば、子どもはその背中を見て憧れて、まっすぐ進む。オレのオヤジがそうだったし、オレの子どもたちもそうだと思う」と力強いメッセージを贈っていた。
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