笑福亭鶴瓶が主演した映画『ディア・ドクター』が、6月27日に封切られ、鶴瓶をはじめ、キャストの瑛太、八千草薫、西川美和監督が初日舞台挨拶を行った。
37年間の芸人人生で初の主演映画に挑んだ鶴瓶は、「6割程度しかセリフを覚えなかった」と告白! 台本は全部読んでいると言い訳しながらも、本当は「4割程度しか……」と発言を修正し、「監督に全部おまかせしたんですが、逆に(台本を覚えないことを)生かしていただいた」と見事な作品に仕上げてくれた監督の腕前を讃えていた。
初主演の感想については、「めちゃくちゃ楽しかったですね。普通(自分が主演でない時)は気を使うじゃないですか。主役の人が大人しかったら、その人のモチベーションもあるのでそーっとしておくんですが、(今回は)僕が主演ですし、自由にできるんですよね。すごくラクでした」と満面の笑み。「鶴瓶が間違えて女湯に入った事件」などもあったそうだが、「そこだけ言うとやらしいですね。東スポもそこだけ書きそうなのでやめときます(笑)」と鶴瓶。「事件の顛末」には触れてくれなかった。
瑛太とは撮影時以外もずっと一緒だったそうで、「鶴瓶さんとすごした2008年の夏、という感じです」と瑛太。クールなイメージの強い瑛太だが、鶴瓶は「(撮影中に)めちゃくちゃ笑ってましたよ。あんな明るい瑛太は初めて。声を出して笑ってますから」と撮影を振り返り、DVD発売時にはメイキングの特典映像も楽しみにしてほしいと話していた。
大ベテランの八千草も、撮影を心から楽しんだようで、「鶴瓶さんとご一緒していると、(覚えた)セリフも全部忘れて、自然な雰囲気の中でお芝居ができるのが嬉しかったですね。感謝しています」と笑顔を浮かべていた。
この映画を企画したのは、西川監督を第1作目から見守り続けてきた安田匡裕プロデューサー。実は今年3月に急逝されたそうで、監督は、「この作品をとても大事に育ててくれ、脚本執筆の遅い私をじっと待ち続けてくれた方が、初日を見ずにあちらの世界に逝かれてしまったことがとても残念ですが、良い初日を迎えることができたと報告できて、とても嬉しく思っています」と、様々な思いを噛みしめるように語った。
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