50年前の小学生が埋めたタイムカプセルから出てきたメモ。ここに記された数字から物語が展開していくSFパニック大作『ノウイング』(7月11日公開)にちなみ、6月26日に都内の中央区立有馬小学校でタイムカプセルを埋蔵する記念式典が開催された。
イベントに登場したのは、『ノウイング』のプロモーションで来日中の10歳の天才子役チャンドラー・カンタベリー。「コンニチハ」と日本語で挨拶をした後、「とても街がかっこよくて、人もやさしいです」と初めての日本の印象について語っていた。また、この日は親子役で共演したニコラス・ケイジにプレゼントされたというネックレスをはめており、「動物園にも連れて行ってもらいました」と、実の親子さながらの交流があったことも明かしていた。
そんなチャンドラーを盛り上げるため、日本人ゲスト3人も応援に駆けつけた。今年4月に女の子を出産しママとなったリア・ディゾンは、出産後、公の場に出るのはこの日が初めて。以前より、少しふっくらとしたリアは、チャンドラーのあまりのかわいさに「やばいですね、持ち帰りたいくらい」と、すっかり魅了された様子。タイムカプセルには娘の名前の「美蘭(みら)」にちなんだ蘭の絵と英語のメッセージを記した手紙を入れ、ママの表情をのぞかせた。
チャンドラー同様、子役から活動を開始し、今は一児の母でもある安達祐実も登場。14年後に開封するタイムカプセルには、「14年後の娘へ」と題した3歳の娘への手紙を用意。「あなたは今17歳になっていますね」と語りかけ、最後には「41歳の私もきっと、今と変わらず、あなたが私の娘であるということを、とても喜んでいることでしょう。そしてこれからもずっと、あなたを愛しています。母より」と読み上げ、大きな拍手を贈られていた。
チャンドラーと同い年の10歳の天才演歌歌手さくらまやは、14年後の自分に「元気にしていますか? 演歌はまだやっていますか? 紅白には出れましたか? 」と問いかけ、タイムカプセルには、その場で熱唱した「翼をください」の録音データを入れていた。
また、チャンドラーも「僕の名前はチャンドラー・カンタベリーです。夢は俳優を続けること。今はテキサス州ヒューストンに住んでいます。今回がはじめての来日です」と、この日書いたばかりの手紙を読み上げ、カプセルの中に入れていた。
なお、このタイムカプセルには全校生徒375人の手紙も一緒に埋蔵された。開封されるのは同校が開校150周年を迎える14年後の2023年予定だ。
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