すっぴん大島優子、「一気にテンション高く上り詰め、風のように去って行った」

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大島優子
(C)2021「明日の食卓」製作委員会

大島優子が“第四の母”を熱演

椰月美智子の小説を原作に、菅野美穂が主演する映画『明日の食卓』が5月28日に公開される。このたび、ドラマ『ネメシス』への出演や、峯岸みなみ卒業コンサートへのサプライズ出演などが話題となっている、大島優子が出演していることがわかった。

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大島が演じるのは、物語の重要なカギとなる謎の女性・耀子。

本作品には、菅野美穂が演じるフリーライターで2人の息子を育てるタフな留美子や、高畑充希扮する若くして母となり一人息子の成長を楽しみに大阪でパート三昧の日々を送る加奈、尾野真千子が演じる年下の夫と優等生の息子とともに何不自由なく暮らす主婦・あすみの3人の母が登場する。

“第四の母親”耀子をほぼノーメイクで熱演した大島は、こうした留美子ら3人の母親像について「三者三様で描かれた母の存在が圧巻」と言いながらも、自身も母としての役柄の重要性を噛みしめていた様子。初めて瀬々敬久監督の作品に参加することについては、「瀬々監督の作品に参加できる喜び、そしてかつてない緊張感を味わいながらの刺激的な現場でした」と感想を述べた。

一方の瀬々監督も大島のことを、NHKの朝の連続テレビ小説『スカーレット』出演以来、「身体の動きがしなやかで華があり、それでいて良きバランスで物語を支えているのが、なんだかスゲエ」と注目していたと言う。

それだけに、映画作品全体の出来を左右する重要シーンでの僅かな出番を演じきった大島について、「あの山本キッドの伝説の1ラウンド4秒KOかのよう」と絶賛。「一気にテンションの高い芝居で上り詰め、風のように去って行った。まるで新しい伝説に立ち会えたような瞬間でした」と舌を巻いた。

3家族それぞれの息子をめぐる母親の葛藤

本作品は、同じ「石橋ユウ」という名前の小学5年生の息子を育てる3人の母親たちを描く。

神奈川在住・フリーライターの石橋留美子(菅野)43歳は、フリーカメラマンの夫・豊と10歳の息子・悠宇と暮らす。大阪在住でシングルマザーの石橋加奈(高畑)は30歳で、離婚して10歳の息子・勇を育てるため、アルバイトを掛け持ちする毎日を過ごしている。静岡在住の専業主婦・石橋あすみ(尾野)36歳は、東京に通い勤務するサラリーマンの夫・太一、10歳の息子・優と暮らす。

それぞれが息子の「ユウ」を育てながら忙しく幸せな日々を送っていたが、些細なことがきっかけで徐々にその生活が崩れていく。苦労はあっても息子への愛に偽りはなかったはずなのに、どこで歯車が狂ってしまったのか。「ユウ」の命を奪った犯人は誰なのか、そして3つの石橋家がたどり着く運命とは……?

『明日の食卓』は、5月28日に公開される。