シネマティックな映像表現にこだわるなら、ちょっと“尖った”ミラーレス一眼
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シネマティックな映像制作に相応しい“尖った”一台が登場
YouTubeやSNSなど動画の投稿やライブ配信が普及し、巣ごもりによるリモート需要も相まって、一人一人が高画質な動画を迅速にシェアできる環境がこれまで以上に求められるようになった。それに呼応するようにミラーレスカメラは、VLOG対応を謳うソニーZV-1やパナソニックLUMIX G100のような手軽なモデルから、強烈なハイスペックを誇るソニーα1やキヤノンEOSR5のような存在まで、ラインナップを充実させている。
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そんな中にパナソニックは、プロからハイアマチュア向けのミラーレス一眼カメラDC-GH5M2を6月25日に投入する。フルサイズより小さくAPS-Cより大きいマイクロフォーサーズのセンサーを採用し、画質と使い勝手をバランス良く実現したGHシリーズを受け継ぎ、一眼レフカメラとしての基本性能を最新スペックに高めているのはもちろん、近年重視されている動画の投稿や配信の利便性に意を払っているのが特徴だ。
注目は、LUMIX初の無線ライブ配信機能。専用アプリLUMIX Syncを使えば、有線ネットワーク環境がない場所でもスマートデバイス内でライブ配信用のURLやストリームキー、タイトル、画質設定などを行い、直接動画アカウントなどへとアップできる。WiFi経由のほか、5G通信にも対応しており、対応スマートデバイスとデザリング接続すれば、快適な動画制作環境が実現できる。また、動画の長時間記録にも無制限で対応できるよう、カメラのオーバーヒートを抑える放熱機構も搭載するなど、耐久性への配慮も抜かりない。
興味深いのは、記録フォーマット。4K/30pやCinema4K/24p/4:2:2/10ビット記録に加え、新たにCinema4K/60p/10ビット記録やCinema4K/30p/4:2:2/10ビット記録にも対応。さらには、GH5シリーズならではのメリットとして、シネマティックな横長の画角を4対3のセンサーいっぱいを使って収録し6K動画と同等の高画質を実現する高解像アナモフィック(解像度:4992×3744)モードを搭載する。
ミラーレス一眼カメラを使った動画制作に携わるプロからマニアックな表現を求めるクリエイターまで、個性的な尖った魅力を秘めた「動画のためのミラーレス一眼カメラ」として、LUMIX DC_GH5M2に注目したい。
なお、パナソニックは年内を目途に、新開発のセンサーと画像処理エンジンを搭載し、Cinema4K/260p/4:2:2/10ビットや、マイクロフォーサーズならではの5.7K/60p/10ビット動画記録に対応するGHシリーズのフラッグシップモデルLUMIX GH6も投入予定だ。(文:fy7d)
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