今度は犬の飼い主役！北大路が『HACHI』舞台挨拶で犬との思い出を吐露

2009.08.10

忠犬ハチ公の物語を、リチャード・ギア主演でハリウッド映画化した『HACHI 約束の犬』。この映画が8月8日に公開初日を迎え、日本語の吹き替えを担当した北大路欣也、真矢みき、柴田理恵が、丸の内ピカデリー1で舞台挨拶を行った。

アフレコ初挑戦の3人は、普通の出演作の時とは少し違う雰囲気に緊張気味の様子。迷い犬だった秋田犬のハチと心を通じ合わせる主人公の声を担当した北大路は、「犬が大好きで、子ども時代には、拾ってきた犬を2匹、両親に内緒で飼っていました。ドラマでもそういう場面だ出てくるときに、子犬の匂いや肌触りを思い出しながら（吹き替えを）やっていました」と、アフレコの感想を述べた。

一方、主人公の妻の声を担当した真矢は、「家で練習のためにDVDを見ていたのですが、途中から仕事を忘れて見入ってしまって」と、出来映えの良さをアピール。また、「秋田犬は忠実で、古き良き日本人そのものな気がしました」と語っていた。

夫婦役を演じた感想については、「スタジオでお会いし、真矢さんが一言しゃべった時に映像とぴったりだと思った」と、“妻”を誉め称える北大路。真矢も「北大路さんがステキだったので、その中で自然にひっぱっていただいた」と、“夫”のリードで素晴らしい演技ができたことを報告していた。

柴田は本屋の主人の声を担当しているが、「吹き替えは初めてで、テンポについていくのが大変でした。ボーっと見てしまうと、ついていくのが大変で」と、俳優業とは違う苦労についてコメント。だが、「大好きなリチャード・ギアさんと共演しているような気分になれて、本当に嬉しかった」と満面の笑みを浮かべ、「ギアさんは保健所から引き取ってきた犬を飼っていらっしゃるそうですよ」と、主演俳優の素顔についても教えてくれた。