ニューヨークを舞台に、地下鉄ジャック犯と、交渉役を務めることになった地下鉄職員との頭脳戦を描いたアクション・サスペンス『サブウェイ123 激突』。地下鉄職員を演じたデンゼル・ワシントンと、犯人を演じたジョン・トラヴォルタの演技の応酬も見どころのひとつだが、公開を前にデンゼル・ワシントンが来日。8月20日に大江戸線「国立競技場」駅で1日運輸指令所長の就任イベントが開催された。
金子正一郎東京都交通局長から1日運輸指令所長の任命状を授与されたデンゼル。任命状を逆さにもってしまい、照れ笑いしながら持ち直す場面も。この日はさらに、1日駅長を務める西川史子もゲストに駆けつけ、デンゼルに制服の帽子を授与した。任命された感想についてデンゼルは、「映画に出てみて、地下鉄の仕事がどんなに大変かが分かりました。地下鉄に携わる方々は本当に素晴らしいと思う」と語っていた。
アカデミー賞の主演・助演男優賞の2冠を受賞している名優を前に西川は、「私は普段、地下鉄には乗らないセレブなので」と前置きしながらも、「デンゼルさんのような方が運輸指令所長だと、安心して地下鉄に乗れますよね」と話した後、「彼と一緒に地下鉄に乗って映画を見に行きたい」と笑顔を浮かべていた。それを聞いたデンゼルが「サンキュー」と言うと、西川は「ユー・アー・ウェルカム!」と応じていた。
周囲にはファンが駆けつけ熱心に声援を送っていたが、フォトコールの後にデンゼルは彼らの方に歩み寄って握手に応じ、ファンと交流。ファンたちは大歓声を挙げていた。
その後、デンゼルは駅務室に移動。映画のタイトルにちなみ、1時23分発の電車がホームに入ってくるのをモニターで確認しながら「電車ガ到着シマ〜ス」と構内アナウンス。乗客らが電車に乗り込み、ドアが閉まるのを確認すると、今度は「電車ガ出発シマ〜ス」とアナウンスし、安全運行に一役買っていた。
『サブウェイ 123 激突』は、9月4日よりTOHOシネマズ 日劇ほかにて全国公開される。
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