暴力が支配される中で生きる女性、難役に挑んだ仲里依紗が語る“本当の自分”とは?

#はるヲうるひと#仲里依紗

仲里依紗
仲里依紗
仲里依紗
(C)2020「はるヲうるひと」製作委員会

山田孝之が主演する映画『はるヲうるひと』が6月4日より公開。佐藤二朗が主宰する演劇ユニット「ちからわざ」で2009年、2014年に公演した同名舞台を映画化。佐藤自ら映画用に新たに脚本を書き、監督と出演も果たす意欲作だ。ムビコレでは佐藤主演の山田、そして妹役をつとめる仲里依紗、それぞれにインタビューを敢行した。

深く考え出したら、たぶん病むような作品/『はるヲうるひと』仲里依紗インタビュー

舞台は架空の島の売春宿=置屋。置屋を経営する暴力的な兄・哲雄(佐藤)に虫けらのように扱われながらも、妹のいぶき(仲)を守り懸命に生きようとする得太(山田)。閉ざされた島で、孤独と悩みを抱え、必死にもがきながら生きる人々を映し出す。

仲は、哲雄の暴力で支配される置屋の中でただ1人、病弱で“箱入り娘”として育てられてきたいぶきを演じている。いぶきのキャラクターについて仲自身は「ちょっと地上から浮いてるみたいですよね。10センチぐらい」と分析。ミステリアスで感情が定まらない難しい役どころだが、本作に限らず「そんなに深く計算っぽい感じでやったことがなくて、感覚的な感じでやってしまう」という仲の言葉は、きょうだいを演じた山田孝之がインタビューで語った役へのアプローチとはまったく違い、そこも興味深い。

「演じる役は全然自分と違う人だし、その役をやってるだけなんです。『あたしじゃないから』と割り切っているというか。YouTubeは自分自身で、作品で演じるのは全く違う人。ただ、どっちも全力って感じですね。YouTubeでは本当の自分を出してます」

自身のYouTubeチャンネルで週に2度動画を投稿し、飾らない言動でファンを楽しませている仲。インタビューではプライベートを隠さず、そのままを伝える理由についても語ってくれた。

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INTERVIEW