9月28日、青木琴美の人気少女コミックを映画化した純愛映画『僕の初恋をキミに捧ぐ』の完成披露会見が六本木ヒルズで行われ、井上真央と岡田将生、新城毅彦監督が出席した。
会見に先立って行われたのが、森タワーの54階にある日本で最も高い屋外展望台での、井上と岡田のツーショット写真撮影。恋人たちの聖地に認定されているそうだが、高所恐怖症の井上は、岡田につきそわれ、足下を確かめながら恐る恐る歩く状態。なかなかカメラマンの前に到着できなかったが、撮影が始まればさすがプロ。少し緊張気味ながらも、とびきりの笑顔を振りまいてくれた。
ところが、会見が始まると、今度は岡田が緊張しまくりで言葉も少な目。監督によると、現場では、緊張する岡田を、井上がお姉さん的にリードするという関係だったようだ。「意外と真央ちゃんも人見知りだったりするんですけど、結構、岡田君に話しかけてくれたりして。そのうち岡田君の方も慣れてきた。お姉さんと弟みたいにいじられている部分もありましたけど(笑)」と監督。
最初の頃の岡田の印象について、井上も「見るからにナイーブでシャイで、『あまり僕に話しかけないでくださいオーラ』が伝わってきたので、どうしようかと…」と戸惑いを告白。すると岡田は「本当は喋りたくて喋りたくて仕方なかったんです」と笑顔で反論するも、すぐに「すみません。嘘つきました」と言い、「井上さんが本当のお姉ちゃんのように構ってくれて嬉しかったです」と打ち明けていた。
劇中でキュートな制服姿を披露している井上だが、実際は今年春に大学を卒業。「社会人となって、これから大人の一歩なのかなと思った翌日に、この映画で制服を着ていたので、ちょっと複雑な気持ちもしました」と井上。司会者に似合っていたと誉められると、「まだまだいけるとは思ってたんですけど」と笑顔を浮かべつつも、「(制服は)25歳までって言っていたのですが、今回が最後にしたいな。見納めってことで」と、ファンにとっては残念な発言をしていた。
映画にちなみ、初恋の思い出について聞かれた井上は「小学校1年の時に、同じクラスの格好いい男の子でした。今でも顔が思い浮かぶし、良い思い出です」と回答。小学生だったので「さすがに告白はしなかったですね」とのこと。岡田も、「僕も小学校低学年の時に好きな子がいた。みんなで宿題をしにその子の家に行ったりして、ずっと見てましたね」と照れながら語っていた。
映画については、「愛することや思いやりの素晴らしさ、前向きに生きていく強さ、素晴らしさを感じ取っていただき、優しい気持ちを持って帰っていただけたら嬉しい」と監督。井上は、「『今どき、純愛?』と思う方もいるかもしれませんが、こういう時代だからこそ、何かを感じとってもらいたい。命の大切さもテーマとして扱っているので、何かを考えるきっかけにしていただければ」と語り、「映像もとても美しく、何よりも岡田君がピュアで格好良くて、ステキに映っていると思います」とアピールしていた。
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